しーがたきゅうせいかんえん
C型急性肝炎
症状と特徴
原因
C型肝炎ウイルスが主に血液を介して感染します。過去の輸血・血液製剤、注射器や注射針の共用、不衛生な器具による入れ墨・ピアス、医療・職業上の針刺し事故などが感染源となり得ます。母子感染は起こり得ますが頻度は高くありません。性行為による感染リスクは一般に低いものの、血液の接触を伴う性行為、性感染症の併存、男性間性交渉などでは上昇します。潜伏期間は約2週間~6か月です。C型肝炎ワクチンはありません。
治療
急性期には肝機能、HCV RNA、血液凝固能を評価し、経過を追います。自然排除する場合もありますが、HCV RNAの持続が確認された場合などは、直接作用型抗ウイルス薬(DAA)による治療を行います。DAAは経口薬で、現在では多くの患者で高い確率のウイルス排除が期待できます。インターフェロンを標準治療とする時代ではありません。飲酒を避け、自己判断でのサプリメント・薬剤使用を控え、専門医の指示に従います。母子感染予防を目的とした妊娠前インターフェロン治療は現在の標準的推奨ではなく、妊娠を予定する人では妊娠前にDAA治療を完了することが一般的です。
関連する病気
この病気に関連する病気
B型急性肝炎
びーがたきゅうせいかんえん
倦怠感、食欲不振、吐き気、発熱、頭痛、関節痛、のどの痛み、下痢、発疹、肝臓の圧痛、褐色尿、黄疸などが起こります。症状が乏しい、またはない感染もあります。成人期に新たに感染したB型肝炎は多くが自然に排除
肝硬変
かんこうへん
肝硬変は、慢性的な肝障害により肝臓の線維化が進み、再生結節と呼ばれる結節が形成されて、肝臓の構造と機能が変化した状態です。肝臓内の血流が悪くなり、門脈圧亢進症や肝機能低下を起こします。 代償性肝硬変
肝細胞がん
かんさいぼうがん
肝細胞がんは肝臓の肝細胞から発生するがんで、原発性肝がんの大部分を占めます。肝内に複数病変を生じたり、治療後に再発したりしやすく、肝内転移と、多中心性発がんの両方が問題となります。初期は自覚症状がない