たんどうジスキネジー
胆道ジスキネジー
症状と特徴
胆石などの明らかな器質的異常が確認されないにもかかわらず、右上腹部またはみぞおちの痛み、背部痛、吐き気、腹部膨満感などがみられる状態です。現在は主に、Rome IV基準に基づく機能性胆嚢障害(functional gallbladder disorder)や、慎重に診断される機能性胆道括約筋障害として評価されます。痛みは通常、一定時間続く発作性で、排便や姿勢変更、制酸薬だけでは十分に軽快しないことが特徴の一つです。
原因
胆嚢の収縮・排出機能の異常や、胆道周辺の痛みの感じ方の変化が関与すると考えられますが、原因を一つに特定できないこともあります。糖尿病、妊娠、肝疾患などでは胆嚢運動が変化することがあります。診断には胆石、潰瘍、膵疾患などの器質的疾患を除外することが重要です。
治療
関連する病気
この病気に関連する病気
腹部膨満感
ふくぶぼうまんかん
「おなかが張る」「おなかが重い」「ガスが多い」などと感じる状態です。腹部の見た目の膨らみを伴うことも、伴わないこともあります。げっぷ、放屁、腹痛、便秘、下痢、早期満腹感を伴う場合があります。
糖尿病
とうにょうびょう
糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく
胆石症
たんせきしょう
胆汁の成分が胆嚢や胆管内で結晶化してできる石を胆石といいます。胆嚢にあるものを胆嚢結石、胆管にあるものを総胆管結石などと呼びます。胆石があっても多くの人は無症状です。症状が出る場合は、右上腹部やみぞお
消化性潰瘍
しょうかせいかいよう
消化性潰瘍は、胃酸やペプシンなどの作用により胃または十二指腸の粘膜が深く欠損する病気で、胃潰瘍と十二指腸潰瘍があります。主な症状はみぞおちの痛み、胃もたれ、悪心、食欲低下などですが、無症状の場合もあり
膵炎
すいえん
膵臓内で消化酵素が活性化され、膵臓自身や周囲組織に炎症・障害が起こる病気です。急性に発症する急性膵炎と、炎症・線維化が持続して膵機能が低下する慢性膵炎があります。