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たんせきしょう

胆石症

症状と特徴

胆汁の成分が胆嚢や胆管内で結晶化してできる石を胆石といいます。胆嚢にあるものを胆嚢結石、胆管にあるものを総胆管結石などと呼びます。胆石があっても多くの人は無症状です。症状が出る場合は、右上腹部やみぞおちの痛みが数十分から数時間続き、右肩、背中、胸部に痛みが広がることがあります。吐き気、嘔吐、腹部膨満感も伴うことがあります。胆石が胆嚢管を塞ぐと急性胆嚢炎、胆管を塞ぐと黄疸や急性胆管炎、十二指腸乳頭部付近で詰まると急性膵炎を起こすことがあります。急性胆管炎は敗血症やショックに進行することがあります。

原因

胆石には主にコレステロール胆石、黒色石、褐色石(ビリルビンカルシウムを主成分とすることが多い)があります。コレステロール胆石は、胆汁中のコレステロール過飽和、胆嚢の動きの低下、胆汁うっ滞などが関係します。肥満、急激な減量、妊娠、女性ホルモン製剤、加齢、糖尿病脂質異常症、家族歴などはリスク因子です。黒色石は溶血性疾患、肝硬変などと関連し、褐色石は胆道感染や胆汁うっ滞と関連します。

治療

無症状の胆嚢結石は、多くの場合、定期的な経過観察のみでよく、予防的な手術は原則として必要ありません。ただし、胆嚢が石灰化している場合、胆嚢ポリープなど別の病変がある場合などは個別に手術を検討します。胆石発作には鎮痛薬、制吐薬などを用います。症状を繰り返す胆嚢結石、急性胆嚢炎、合併症を伴う場合には、腹腔鏡下胆嚢摘出術が標準的な治療です。総胆管結石は、通常、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)を利用した結石除去・胆道ドレナージを行います。胆石溶解薬は一部の小さなコレステロール胆石に用いられることがありますが、適応は限定的で、治療期間が長く再発もありうるため、現在は一般的な第一選択ではありません。

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