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たんじゅんへるぺすのうしょう

単純ヘルペス脳症

症状と特徴

単純ヘルペス脳症は、発熱、頭痛、意識障害、けいれん、異常行動、記憶障害、言語障害、構音障害、片麻痺などを起こしうる急性脳炎です。小児から成人まで発症し、新生児では全身感染の一部として脳炎を起こすことがあります。治療開始が遅れると死亡や、てんかん、認知機能障害、運動障害などの後遺症の危険が高まります。

原因

主に単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)、新生児では単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)を含む感染が原因です。口唇ヘルペスなどの既感染ウイルスが再活性化して起こる場合も、初感染に伴って起こる場合もあります。新生児では、母親の性器ヘルペスなどから分娩時に感染することがあります。

治療

単純ヘルペス脳炎が疑われた場合は、検査結果を待たずにアシクロビルの静脈内投与を速やかに開始することが重要です。通常、PCR検査を含む髄液検査、MRI、脳波などで診断を進めます。けいれんには抗てんかん発作薬を用い、呼吸・循環管理、頭蓋内圧管理などの支持療法を行います。免疫グロブリン療法は単純ヘルペス脳炎の標準治療ではありません。治療後も、神経学的後遺症やてんかんについて長期的な経過観察とリハビリテーションが必要になることがあります。

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