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たんじゅんへるぺすのうえん

単純ヘルペス脳炎

症状と特徴

成人に多くみられますが、新生児にも起こります。発熱や頭痛などから始まり、高熱、けいれん、意識混濁、記憶障害、異常行動、人格・精神症状などがみられます。側頭葉・辺縁系が障害されやすく、回復後も記憶障害、認知機能低下、人格変化、てんかん、運動麻痺などを残すことがあります。重症化すると嚥下困難、呼吸障害、昏睡に至り、生命にかかわります。

原因

主に単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)による脳炎で、新生児ではHSV-2も原因になります。多くは体内に潜伏していたウイルスの再活性化と考えられていますが、発症の詳しい機序は完全には解明されていません。

治療

脳脊髄液のHSV PCR検査、MRI、脳波などを用いて診断しますが、単純ヘルペス脳炎が疑われる場合は検査結果を待たず、できるだけ早くアシクロビルの静脈内投与を開始します。通常、腎機能に注意して14~21日間の治療を行います。けいれんには抗てんかん薬、脳浮腫や呼吸・循環障害には必要な集中治療を行います。

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