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あるこーるせいかんしょうがい

アルコール性肝障害

症状と特徴

アルコール関連肝疾患(ALD)は、飲酒による肝障害の総称で、脂肪肝アルコール性肝炎、肝線維症・肝硬変肝がんへ進展することがあります。脂肪肝の段階では自覚症状がないことが多く、健診でAST、ALT、γ-GTPなどの異常として発見されます。進行すると、倦怠感、食欲低下、右上腹部の不快感、黄疸、腹水、むくみ、出血しやすさ、肝性脳症、食道・胃静脈瘤などが現れます。

原因

飲酒で吸収されたエタノールは主に肝臓で代謝され、アセトアルデヒド、酸化ストレス、炎症反応、脂質代謝異常などを介して肝細胞を傷害します。長期の多量飲酒が主な要因ですが、女性、高齢者、肥満、糖尿病、ウイルス性肝炎の合併、遺伝的体質などでは、より少ない飲酒量でも進行しやすいことがあります。

治療

治療の基本は断酒です。脂肪肝の段階では、断酒により数週から数か月で肝脂肪や肝機能異常が改善することが多いです。ただし、肝炎・線維化・肝硬変に進行している場合は完全な回復が得られないこともあります。栄養状態の評価と改善、肥満・糖尿病などの治療、定期的な血液検査・画像検査を行います。アルコール使用症がある場合は、心理社会的治療や、必要に応じて飲酒量低減・断酒を支援する薬物療法を含む専門治療を行います。

関連する病気

この病気に関連する病気

脂肪肝

しぼうかん

脂肪肝は肝細胞に脂肪が蓄積した状態で、一般に肝細胞の5%以上に脂肪化がある状態を指します。多くは無症状で、健診の肝機能検査や腹部超音波検査で発見されます。原因により、アルコール関連脂肪肝、代謝機能障害

アルコール性肝炎

あるこーるせいかんえん

長期の多量飲酒を背景に、肝細胞の炎症・壊死が急激に強まる病気です。黄疸、発熱、強い倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、右上腹部痛、肝腫大などがみられます。重症例では腹水、腎障害、感染症、消化管出血、肝性脳症

肝硬変

かんこうへん

肝硬変は、慢性的な肝障害により肝臓の線維化が進み、再生結節と呼ばれる結節が形成されて、肝臓の構造と機能が変化した状態です。肝臓内の血流が悪くなり、門脈圧亢進症や肝機能低下を起こします。 代償性肝硬変

肝がん

かんがん

肝がんには、肝臓から発生する原発性肝がんと、他臓器のがんが肝臓へ広がる転移性肝がんがあります。原発性肝がんでは肝細胞がんが最も多く、次いで肝内胆管がんなどがあります。早期の原発性肝がんは無症状のことが

糖尿病

とうにょうびょう

糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく

脂肪肝

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脂肪肝は肝細胞に脂肪が蓄積した状態で、一般に肝細胞の5%以上に脂肪化がある状態を指します。多くは無症状で、健診の肝機能検査や腹部超音波検査で発見されます。原因により、アルコール関連脂肪肝、代謝機能障害

肝硬変

かんこうへん

肝硬変は、慢性的な肝障害により肝臓の線維化が進み、再生結節と呼ばれる結節が形成されて、肝臓の構造と機能が変化した状態です。肝臓内の血流が悪くなり、門脈圧亢進症や肝機能低下を起こします。 代償性肝硬変

糖尿病

とうにょうびょう

糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく