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じんこうこうもん

人工肛門

症状と特徴

人工肛門(ストーマ)は病名ではなく、腹壁に腸管を出して便や腸内容を排泄するための手術で作られる出口です。結腸ストーマと小腸ストーマ(回腸ストーマ)があります。永久ストーマと、腸管の安静・吻合部保護などを目的として後に閉鎖できる可能性がある一時的ストーマがあります。小腸ストーマでは水様便になりやすく、脱水や電解質異常に注意が必要です。ストーマ周囲の皮膚は排泄物や装具の刺激で、かぶれ、ただれ、びらんを起こすことがあります。

原因

直腸がん肛門がんで肛門を含む直腸を切除する場合、永久ストーマが必要になることがあります。一時的ストーマは、直腸がん手術後の吻合部を保護する場合、炎症性腸疾患、腸閉塞、腸管穿孔、外傷などで腸管の安静や便の迂回が必要な場合に造設されます。病状や手術内容によっては閉鎖できないこともあります。

治療

ストーマ装具はストーマの大きさ・形、皮膚の状態、排泄物の性状に合うものを選び、皮膚をぬるま湯などでやさしく洗浄して十分に乾かしてから装着します。漏れ、かぶれ、痛み、出血が続く場合は、自己流で我慢せずストーマ外来に相談します。食事を一律に厳しく制限する必要はなく、食べた物と便・ガスの状態を記録しながら個別に調整します。小腸ストーマでは特に、水分と塩分を十分に補い、下痢や排液量の増加時は脱水に注意します。ガスや臭いを増やす食品は個人差が大きいため、必要に応じて摂取量や食べ方を調整します。

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