らんかんえん
卵管炎
症状と特徴
原因
多くは腟・子宮頸管から上行した感染によります。クラミジア・トラコマチス、淋菌のほか、腟内細菌や腸内細菌、嫌気性菌など複数の菌が関与することがあります。性感染症が原因となることが多く、コンドームの適切な使用、性感染症の検査と治療が予防に役立ちます。子宮内避妊具(IUD)・子宮内避妊システム(IUS)は、挿入後およそ3週間は感染リスクがわずかに上がる可能性がありますが、長期留置そのものがPIDの主な原因になるわけではありません。
治療
PIDとして、原因菌を想定した広域抗菌薬を早期に開始します。クラミジア、淋菌、嫌気性菌などをカバーする複数薬剤の併用が標準的で、治療内容は地域の耐性状況、重症度、妊娠の有無、検査結果により決めます。痛みには鎮痛薬を用います。高熱、嘔吐、膿瘍、妊娠、重症感染、内服治療への反応不良などでは入院し、点滴抗菌薬、画像検査、膿瘍の経皮的・経腟的ドレナージ、腹腔鏡・開腹手術が必要になることがあります。性感染症が疑われる場合はパートナーも検査・治療し、治療完了までは性交を避けます。
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