ふにんしょう
不妊症
症状と特徴
原因
治療
治療は原因、年齢、不妊期間、卵巣予備能、希望に応じて選びます。排卵障害には生活習慣の調整や排卵誘発薬、内分泌疾患の治療を行います。卵管閉塞・子宮内病変・精路通過障害などでは、状況により手術や内視鏡治療を検討します。男性不妊では、原因疾患の治療、精索静脈瘤手術、ホルモン異常への治療、精巣内精子採取などが選択されることがあります。
人工授精は通常、配偶者またはパートナーの精子を処理して排卵時期に子宮内へ注入する「子宮内授精(IUI)」を指します。軽度の男性因子、性交障害、原因不明不妊などで行われることがありますが、年齢や原因によって有効性は異なります。IUIで妊娠に至らない場合や、卵管因子・重度男性不妊などでは、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)などの生殖補助医療を検討します。第三者からの精子提供は、医学面だけでなく、親子関係、出自を知る権利、施設基準、法制度・倫理面について専門施設で十分な説明と相談が必要です。喫煙、過度の飲酒、肥満・やせの是正、性感染症予防、葉酸摂取などの妊娠前ケアも重要です。
関連する病気
この病気に関連する病気
無月経
むげっけい
無月経には、15歳になっても初経がない、または乳房発育などの二次性徴がみられないまま13歳になっても初経がない原発性無月経と、これまで規則的だった月経が3か月以上、もともと不規則だった月経が6か月以上
子宮内膜症
しきゅうないまくしょう
本来は子宮内腔を覆う子宮内膜に似た組織が、主に骨盤内の腹膜、卵巣、子宮の表面、腸管や膀胱の周囲などに生じ、慢性炎症や癒着を起こす病気です。代表的な症状は、次第に強くなる月経痛、月経時以外の骨盤痛・下腹
停留精巣
ていりゅうせいそう
陰嚢内に精巣が下りていない状態です。男児の生殖器の先天異常として比較的多く、精巣は通常、胎児期後半から出生前後に陰嚢へ下降しますが、その途中で止まります。早産児や低出生体重児では多くみられます。放置す
子宮内膜症
しきゅうないまくしょう
本来は子宮内腔を覆う子宮内膜に似た組織が、主に骨盤内の腹膜、卵巣、子宮の表面、腸管や膀胱の周囲などに生じ、慢性炎症や癒着を起こす病気です。代表的な症状は、次第に強くなる月経痛、月経時以外の骨盤痛・下腹
子宮筋腫
しきゅうきんしゅ
子宮の平滑筋に生じる良性腫瘍です。発生部位により、子宮筋層内にできる筋層内筋腫、子宮の外側に突出する漿膜下筋腫、子宮内腔側に突出する粘膜下筋腫に分けられます。粘膜下筋腫は比較的小さくても過多月経、不正
やせ
やせ
成人ではBMI 18.5kg/m²未満がやせの目安です。体質的にやせていて体重が安定し、栄養状態や月経・骨・筋肉などに問題がなければ、必ずしも病気とは限りません。一方、意図せず体重が減る場合や、短期間
この病気を参照している病気
淋病
りんびょう
淋菌は性器、尿道、子宮頸部、咽頭、直腸、眼などに感染します。男性では感染後2~7日程度で、排尿痛、尿道からの膿性分泌物、尿道のかゆみ・不快感が現れることがあります。女性では症状がないか軽いことが多く、
クラミジア感染症
くらみじあかんせんしょう
クラミジア・トラコマティスによる性感染症で、無症状または軽症のことが多く、気付かないまま感染を広げることがあります。男性では尿道の違和感、軽い排尿痛、少量の透明~白色の分泌物がみられ、精巣上体炎を起こ
子宮頸管炎
しきゅうけいかんえん
子宮の出入り口である子宮頸管に炎症が起こり、白色・黄色・黄緑色などのおりものが増えることがあります。頸管は赤く腫れ、接触出血や性交後出血を伴うことがありますが、かゆみや痛みが目立たないこともあります。
卵管炎
らんかんえん
急性では、悪寒、発熱、下腹部の強い痛み、吐き気・嘔吐、多量または異常なおりもの、性交痛、排便痛、排尿痛などがみられます。炎症が強いと、卵管に液体や膿がたまる卵管留水腫・卵管留膿腫、卵管・卵巣膿瘍、骨盤
卵巣炎
らんそうえん
卵巣の炎症は単独では少なく、多くは卵管炎やPIDから卵巣に炎症が及んで起こります。急性では、発熱、下腹部痛、骨盤内の圧痛、腫大した付属器による膀胱・直腸の圧迫感、排尿・排便時の痛みなどがみられます。重
骨盤腹膜炎
こつばんふくまくえん
発熱、下腹部痛、骨盤痛、吐き気・嘔吐、異常なおりもの、不正出血、性交痛、排尿痛などがみられます。重症化すると、腹膜刺激症状、骨盤内膿瘍、腸管・卵管・卵巣周囲の癒着、敗血症を起こすことがあります。治療後