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しきゅうきんそうえん

子宮筋層炎

症状と特徴

子宮内膜の感染が子宮筋層まで及ぶ、または子宮壁の損傷部を契機に子宮筋層に感染が起こる状態です。発熱、下腹部痛、子宮の圧痛、悪臭を伴う膿性おりもの、不正性器出血などがみられます。重症化すると骨盤内膿瘍、子宮留膿腫、敗血症につながることがあります。

原因

出産、帝王切開、人工妊娠中絶、流産後の処置、子宮筋腫核出術などで子宮内膜・筋層に傷が生じた場合や、子宮内膜炎が重症化した場合に起こりやすくなります。子宮頸管の狭窄などで子宮内の分泌物や膿が排出されにくいことも、子宮留膿腫の要因になります。

治療

血液検査、培養、超音波検査やCT・MRIなどにより、感染の広がり、遺残組織、膿瘍・子宮留膿腫の有無を評価します。治療は広域抗菌薬が中心で、中等症以上では入院して静脈内投与を行います。子宮内に膿や感染性内容物が貯留している場合は、頸管拡張やカテーテルなどによる排膿・ドレナージを行い、原因となる遺残組織があれば慎重に除去を検討します。膿瘍、組織壊死、抗菌薬で改善しない重症例では、ドレナージ手術や、まれに子宮摘出を含む外科的治療が必要になることがあります。

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