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しょうにひまんしょう

小児肥満症

症状と特徴

体脂肪が過剰に蓄積した状態です。小児では年齢・性別に応じたBMIパーセンタイルや肥満度、成長曲線を用いて評価します。日本では肥満度20%以上を肥満の目安の一つとしますが、肥満症は単に体重が多いことではなく、肥満に関連する健康障害またはその高リスク状態を伴い、医学的介入を必要とする状態です。高血圧、耐糖能異常・2型糖尿病脂質異常症、脂肪性肝疾患、睡眠時無呼吸、整形外科的問題、月経異常、心理社会的な困難などを伴うことがあります。小児期の肥満は成人期の肥満や心血管・代謝性疾患のリスクにつながりやすい傾向があります。

原因

多くは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態に、遺伝的体質、家庭・社会環境、睡眠不足、心理的要因、身体活動不足などが関与する原発性(単純性)肥満です。まれに、甲状腺機能低下症クッシング症候群などの内分泌疾患、遺伝性・症候群性疾患、薬剤などが原因となる二次性肥満があります。身長の伸びが悪い、急速な体重増加、発達上の特徴、特有の身体所見などがある場合は、原因疾患を評価します。

治療

成長・発達を妨げないことを前提に、本人と家族で取り組む生活習慣改善を行います。食事は、極端なエネルギー制限や欠食を避け、野菜・果物・たんぱく質・主食を含むバランスのよい規則的な食事を基本とし、甘味飲料、過度の間食、夜食、ながら食べなどを見直します。身体活動は年齢や体力に応じて増やし、座位時間・スクリーン時間を減らします。十分な睡眠、心理的支援、いじめや家族関係など生活上の問題への対応も重要です。成長期では、体重を急激に減らすのではなく、体重増加を抑えながら身長の伸びにより肥満度の改善を目指す場合があります。重い合併症や高度肥満では、専門施設で多職種による治療を行い、限られた条件下で薬物療法や代謝・肥満外科手術が検討されることがあります。二次性肥満では原因疾患を治療します。

関連する病気

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肥満症

ひまんしょう

肥満は、体脂肪が過剰に蓄積した状態で、日本では成人のBMIが25kg/m²以上を肥満と判定します。BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算します。肥満そのものに自覚症状が乏しいこともあり

糖尿病

とうにょうびょう

糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく

脂質異常症

ししついじょうしょう

脂質異常症は多くの場合、自覚症状がありません。しかし、長期間放置すると動脈硬化が進み、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患などの原因になります。著しい高トリグリセリド血症では急性膵炎を起こすことがあ

甲状腺機能低下症

こうじょうせんきのうていかしょう

甲状腺ホルモンが不足して全身の働きが低下する状態です。だるさ、気力低下、眠気、動作や思考の鈍さ、寒がり、便秘、皮膚の乾燥、むくみ、体重増加、脱毛、声のかすれ、脈が遅い、筋肉痛、抑うつ症状、月経過多・月

クッシング症候群

くっしんぐしょうこうぐん

コルチゾールが慢性的に過剰となることで、顔が丸くなる満月様顔貌、赤ら顔、腹部・肩・首の後ろに脂肪がつく一方で手足が細くなる中心性肥満がみられます。皮膚が薄くなり、紫紅色の皮膚線条(妊娠線に似た線)、皮