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やにょうしょう

夜尿症

症状と特徴

夜尿症は、通常5歳以上で、睡眠中の不随意な排尿が少なくとも週2回、3か月以上続く状態、または本人・家族に明らかな苦痛や生活上の支障がある状態を指します。夜間だけにみられる単一症候性夜尿症と、日中の尿意切迫、頻尿、尿失禁なども伴う非単一症候性夜尿症に分けられます。成長に伴って自然に改善することが多い一方、本人を責めたり罰したりしないことが重要です。

原因

夜間尿量が多いこと、夜間の膀胱容量が小さいこと、膀胱に尿がたまっても覚醒しにくいことが主な要因です。これらが複合する場合もあります。遺伝的素因、便秘、睡眠の問題、心理社会的なストレスが関与することがあります。日中症状を伴う場合や、二次性夜尿症では、尿路感染症、糖尿病、腎疾患、神経因性膀胱睡眠時無呼吸症候群などを除外します。

治療

まず、夜尿は本人の怠けやしつけの問題ではないことを説明し、規則正しい生活、日中の十分な水分摂取、就寝前の排尿、夕食後から就寝前の過度な水分・塩分・カフェイン摂取を控えること、便秘の治療を行います。日中に無理な排尿我慢をさせることや、罰・叱責は勧められません。治療の中心は夜尿アラーム療法とデスモプレシン内服です。アラーム療法は長期的な改善に有用で、本人・家族の継続的な協力が必要です。デスモプレシンは夜間尿量が多い場合などに用い、服用前後は水分制限を守って低ナトリウム血症・水中毒を予防します。膀胱機能の問題を伴う場合には、専門医が抗コリン薬などを併用することがあります。三環系抗うつ薬は副作用・過量服用時の危険性があるため、現在は通常の第一選択ではありません。

関連する病気

この病気に関連する病気

尿失禁

にょうしっきん

自分の意思に反して尿が漏れる状態です。主な型には、咳・くしゃみ・運動時に漏れる腹圧性尿失禁、急な強い尿意とともに漏れる切迫性尿失禁、膀胱に尿がたまりすぎて少量ずつ漏れる溢流性尿失禁、尿道括約筋の障害な

コレラ

これら

コレラ菌による急性の腸管感染症です。日本では海外渡航後の輸入例が多く、国内発生はまれです。潜伏期間は数時間から5日程度で、典型例では米のとぎ汁様とも表現される多量の水様下痢と嘔吐が急に起こります。発熱

糖尿病

とうにょうびょう

糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく

神経因性膀胱

しんけいいんせいぼうこう

脳、脊髄、末梢神経などの障害により、膀胱に尿をためることや排尿を調整する機能が障害される状態です。尿意が分からない、尿が漏れる、頻尿、尿が出にくい、排尿できない、残尿が多いなど、障害部位によって症状は

睡眠時無呼吸症候群

すいみんじむこきゅうしょうこうぐん

睡眠中に呼吸が止まる、または浅くなることで、睡眠が分断され、日中の強い眠気、熟睡感の欠如、疲れやすさ、集中力・記憶力の低下、起床時の頭痛などが起こります。大きないびき、いびきが途中で止まり、あえぐよう