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びまんせいはんさいきかんしえん

びまん性汎細気管支炎

症状と特徴

呼吸細気管支を中心に慢性炎症が起こる病気です。慢性的な咳、膿性痰、労作時の息切れがみられ、進行すると呼吸困難や呼吸不全に至ることがあります。喘鳴を伴う場合もあります。慢性副鼻腔炎の合併が多く、鼻水、鼻づまり、後鼻漏を伴うことがあります。COPD、気管支拡張症、非結核性抗酸菌症などとの鑑別が必要です。

原因

原因は完全には解明されていません。東アジア、特に日本に多いこと、家族内発症がみられることなどから、HLAを含む遺伝的素因と、感染や免疫・炎症反応の異常が関与すると考えられています。慢性副鼻腔炎との関連も強いですが、慢性副鼻腔炎だけが直接の原因というわけではありません。

治療

基本治療は、少量のマクロライド系抗菌薬を長期間投与するマクロライド療法です。エリスロマイシンが代表的で、状況によりクラリスロマイシンなどが選ばれます。目的は主に抗菌作用ではなく、気道炎症や分泌を抑える作用です。治療期間・薬剤選択は呼吸器専門医が個別に判断し、肝機能障害、難聴、QT延長・不整脈、薬物相互作用などに注意して経過をみます。排痰訓練、呼吸理学療法、去痰薬、必要に応じた気管支拡張薬、増悪時の感染評価と抗菌薬治療を行います。禁煙、かぜの予防、インフルエンザワクチンおよび肺炎球菌ワクチンなどの接種も重要です。鎮咳薬は痰を出しにくくすることがあるため、漫然とは使用せず、必要性を医師と検討します。

関連する病気

この病気に関連する病気

呼吸不全

こきゅうふぜん

肺でのガス交換が障害され、血液中の酸素が低下する低酸素血症、二酸化炭素が増加する高二酸化炭素血症、または両方が生じた状態です。息切れ、呼吸困難、頻呼吸、疲労感、頭痛、眠気、不眠、食欲低下、不安、チアノ

慢性副鼻腔炎

まんせいふくびくうえん

副鼻腔の炎症による鼻詰まり、粘り気のある鼻汁、後鼻漏、嗅覚低下、顔面の圧迫感などが、通常は12週間以上続く状態です。鼻茸を伴うことがあり、鼻茸が大きいと鼻詰まりや嗅覚障害が強くなります。鼻水がのどへ流

気管支拡張症

きかんしかくちょうしょう

気管支が異常に拡張し、元に戻らなくなる病気です。慢性的な咳、痰、膿性痰を生じ、拡張した気管支に痰がたまりやすいため、気道感染を繰り返すことがあります。血痰や喀血がみられる場合もあります。進行例では息切

慢性副鼻腔炎

まんせいふくびくうえん

副鼻腔の炎症による鼻詰まり、粘り気のある鼻汁、後鼻漏、嗅覚低下、顔面の圧迫感などが、通常は12週間以上続く状態です。鼻茸を伴うことがあり、鼻茸が大きいと鼻詰まりや嗅覚障害が強くなります。鼻水がのどへ流

難聴

なんちょう

難聴は純音聴力検査で評価します。聴力レベルの区分には複数の基準がありますが、成人では一般に25dB HL程度までを正常範囲とし、それを超える低下を難聴として評価します。難聴は発症時期により先天性難聴と

不整脈

ふせいみゃく

心拍のリズム、速さ、または電気刺激の伝わり方に異常がある状態の総称です。動悸、脈の乱れ、脈が飛ぶ感じ、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などが起こることがありますが、無症状の場合もあります。安静時心拍数

インフルエンザ

いんふるえんざ

インフルエンザは、発熱、悪寒、強い倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状が比較的急に現れ、その後に咳、のどの痛み、鼻水・鼻詰まりなどの呼吸器症状がみられる急性呼吸器感染症です。吐き気、嘔吐、下痢な