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げっけいのいじょう

月経の異常

症状と特徴

月経周期、出血の持続日数、出血量、随伴症状が通常の範囲から外れ、生活に支障を来す状態です。初経後数年は排卵が安定せず不規則なことがあります。成人では月経周期24〜38日、出血期間はおおむね8日以内が一般的な目安です。月経量は個人差が大きく、量をグラムで判断するよりも、「1〜2時間ごとにナプキンやタンポンの交換が必要」「夜間にも交換が必要」「大きな血の塊が出る」「貧血症状がある」「日常生活に支障がある」などを過多月経の目安とします。月経痛、気分症状、貧血、不正出血などが強く生活に支障を来す場合も評価が必要です。月経は、視床下部・下垂体・卵巣からのホルモンの働きで子宮内膜が周期的に変化し、妊娠が成立しないときに子宮内膜がはがれて出血する現象です。

原因

年齢による排卵の不安定さ、妊娠、ストレス、体重の大きな変化、過度の運動、睡眠障害などで月経が乱れることがあります。多嚢胞性卵巣症候群、甲状腺疾患、高プロラクチン血症、子宮筋腫子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、感染症、出血傾向、薬剤なども原因になります。40歳以降では更年期に伴う排卵障害も増えますが、異常出血では子宮内膜増殖症や子宮体がんなどの除外が必要な場合があります。

治療

妊娠の可能性を確認したうえで、問診、内診、血液検査、超音波検査などにより原因を調べます。治療は原因により異なり、鉄欠乏性貧血には鉄剤、月経痛や過多月経には非ステロイド性抗炎症薬、トラネキサム酸、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬、黄体ホルモン製剤、レボノルゲストレル放出子宮内システムなどを用いることがあります。子宮筋腫など器質的疾患が原因の場合は薬物療法、手術、その他の処置を検討します。

関連する病気

この病気に関連する病気

過多月経

かたげっけい

過多月経は、月経出血量が本人の生活の質、身体的・精神的・社会的な生活に支障を来すほど多い状態で、現在は「重い月経出血(heavy menstrual bleeding)」とも呼ばれます。夜間にも交換が

睡眠障害

すいみんしょうがい

睡眠の量、質、タイミング、睡眠中の呼吸や行動の異常により、日中の眠気、疲労、集中力低下、気分の不調、生活上の支障が起こる状態です。不眠症、過眠症、ナルコレプシー、概日リズム睡眠・覚醒障害、周期性四肢運

子宮筋腫

しきゅうきんしゅ

子宮の平滑筋に生じる良性腫瘍です。発生部位により、子宮筋層内にできる筋層内筋腫、子宮の外側に突出する漿膜下筋腫、子宮内腔側に突出する粘膜下筋腫に分けられます。粘膜下筋腫は比較的小さくても過多月経、不正

子宮内膜症

しきゅうないまくしょう

本来は子宮内腔を覆う子宮内膜に似た組織が、主に骨盤内の腹膜、卵巣、子宮の表面、腸管や膀胱の周囲などに生じ、慢性炎症や癒着を起こす病気です。代表的な症状は、次第に強くなる月経痛、月経時以外の骨盤痛・下腹

子宮体がん

しきゅうたいがん

子宮体部の内側を覆う子宮内膜にできるがんで、子宮内膜がんとも呼ばれます。代表的な症状は不正性器出血であり、閉経後の出血は重要な受診の目安です。初期に見つかることも多い一方、無症状の場合もあります。

鉄欠乏性貧血

てつけつぼうせいひんけつ

鉄不足によりヘモグロビンが十分につくられなくなり、貧血を起こします。倦怠感、疲れやすさ、動悸、息切れ、立ちくらみ、頭痛、集中力低下などが、通常は徐々に現れます。爪がもろくなる、爪がスプーン状に反り返る

過多月経

かたげっけい

過多月経は、月経出血量が本人の生活の質、身体的・精神的・社会的な生活に支障を来すほど多い状態で、現在は「重い月経出血(heavy menstrual bleeding)」とも呼ばれます。夜間にも交換が

子宮筋腫

しきゅうきんしゅ

子宮の平滑筋に生じる良性腫瘍です。発生部位により、子宮筋層内にできる筋層内筋腫、子宮の外側に突出する漿膜下筋腫、子宮内腔側に突出する粘膜下筋腫に分けられます。粘膜下筋腫は比較的小さくても過多月経、不正