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いけいれん

胃痙攣

症状と特徴

「胃痙攣」は日常的に使われる表現ですが、独立した病名としては明確ではありません。一般には、みぞおちを中心とする差し込むような痛み、けいれん性の痛み、締め付けられるような痛みを指します。痛みは数分から数時間続くことがありますが、胃そのもののけいれんとは限りません。

原因

消化性潰瘍機能性ディスペプシア、胃食道逆流症、胆石症・胆嚢炎、急性膵炎虫垂炎など、さまざまな病気による腹痛が「胃痙攣」と表現されることがあります。心筋梗塞など心臓の病気でもみぞおちの痛みとして感じることがあるため、痛みが強い場合や胸部症状を伴う場合は注意が必要です。

治療

まず原因を見極め、その病気に応じて治療します。自己判断で鎮痛薬を繰り返し使用すると、消化性潰瘍や出血を悪化させるNSAIDsを使用してしまうことがあるため注意します。医師が必要と判断した場合には鎮痙薬、制酸薬・酸分泌抑制薬、鎮痛薬などを用いますが、強い痛みでは鎮痛で様子を見るだけでなく、出血、穿孔、胆道疾患、膵炎、心疾患などを除外する診察・検査が必要です。

関連する病気

この病気に関連する病気

消化性潰瘍

しょうかせいかいよう

消化性潰瘍は、胃酸やペプシンなどの作用により胃または十二指腸の粘膜が深く欠損する病気で、胃潰瘍と十二指腸潰瘍があります。主な症状はみぞおちの痛み、胃もたれ、悪心、食欲低下などですが、無症状の場合もあり

機能性ディスペプシア

きのうせいでぃすぺぷしあ

機能性ディスペプシア(FD)は、内視鏡などで症状を十分に説明できる器質的疾患が見つからないにもかかわらず、食後膨満感、早期満腹感、心窩部痛、心窩部灼熱感などが続く病態です。Rome IV基準では、これ

胆石症

たんせきしょう

胆汁の成分が胆嚢や胆管内で結晶化してできる石を胆石といいます。胆嚢にあるものを胆嚢結石、胆管にあるものを総胆管結石などと呼びます。胆石があっても多くの人は無症状です。症状が出る場合は、右上腹部やみぞお

急性膵炎

きゅうせいすいえん

みぞおちを中心とする持続的で強い腹痛が背中に放散することが多く、吐き気、嘔吐、発熱、腹部膨満を伴います。前かがみの姿勢で痛みが軽く感じられることがありますが、診断を確定する所見ではありません。重症化す

虫垂炎

ちゅうすいえん

虫垂は盲腸に付着する細長い突起で、急性虫垂炎は急性腹症の代表的な病気です。初期にはみぞおちや臍の周囲の痛み、食欲低下、吐き気・嘔吐、微熱などがみられ、数時間から1日程度で痛みが右下腹部に移ることがあり

心筋梗塞

しんきんこうそく

強い胸部圧迫感、締め付けられるような痛み、胸の重苦しさが通常20分から30分以上持続します。痛みは前胸部だけでなく、胸全体、首、あご、背中、左腕・両腕、肩、上腹部に現れることがあります。冷や汗、吐き気

消化性潰瘍

しょうかせいかいよう

消化性潰瘍は、胃酸やペプシンなどの作用により胃または十二指腸の粘膜が深く欠損する病気で、胃潰瘍と十二指腸潰瘍があります。主な症状はみぞおちの痛み、胃もたれ、悪心、食欲低下などですが、無症状の場合もあり

膵炎

すいえん

膵臓内で消化酵素が活性化され、膵臓自身や周囲組織に炎症・障害が起こる病気です。急性に発症する急性膵炎と、炎症・線維化が持続して膵機能が低下する慢性膵炎があります。