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かじょうしょう

ビタミン過剰症

症状と特徴

脂溶性ビタミンであるビタミンAやDは過剰摂取で障害を起こしやすく、ビタミンA過剰では頭痛、吐き気、めまい、食欲不振、皮膚の乾燥・落屑、脱毛、肝機能障害などがみられます。妊娠中の過剰摂取は胎児に影響するおそれがあります。ビタミンD過剰では高カルシウム血症により、食欲不振、嘔吐、口渇、多尿、脱水、体重減少、便秘、意識障害などが起こり、腎障害や腎結石不整脈を来すことがあります。

原因

主な原因は、サプリメント、健康食品、医薬品の重複使用や高用量摂取です。脂溶性ビタミンA・D・E・Kは体内に蓄積しやすいため注意が必要です。水溶性ビタミンB群・Cは尿中に排泄されやすい傾向がありますが、大量摂取であっても常に安全とは限らず、例えばビタミンB₆では末梢神経障害、ナイアシンでは肝障害、ビタミンCでは下痢や一部の人で尿路結石のリスク増加などが起こり得ます。

治療

原因となるサプリメント・医薬品・強化食品の摂取を中止し、摂取量と血液検査を確認します。ビタミンD過剰による高カルシウム血症では、重症度に応じて輸液、カルシウムを下げる薬剤、原因疾患への治療などを行います。ステロイドはサルコイドーシスなど特定の原因による高カルシウム血症で用いられることがありますが、ビタミン過剰症に一律に使用する治療ではありません。

関連する病気

この病気に関連する病気

高カルシウム血症

こうカルシウムけっしょう

口渇、多尿、脱水、便秘、吐き気、腹痛、食欲低下、筋力低下、倦怠感、抑うつ・認知機能低下、意識障害などが起こり得ます。重症または急速に上昇した場合は、腎機能障害、不整脈、昏睡などを来すことがあります。慢

腎結石

じんけっせき

腎臓内に結石がある状態です。小さな結石は無症状で健診の超音波検査やCTなどで偶然見つかることがあります。血尿、鈍い側腹部痛、尿路感染症を伴うことがあります。結石が尿管へ移動して詰まると、突然の強い側腹

不整脈

ふせいみゃく

心拍のリズム、速さ、または電気刺激の伝わり方に異常がある状態の総称です。動悸、脈の乱れ、脈が飛ぶ感じ、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などが起こることがありますが、無症状の場合もあります。安静時心拍数

末梢神経障害

まっしょうしんけいしょうがい

末梢神経障害は、脳・脊髄から先の末梢神経に障害が生じる状態です。障害される神経の種類と範囲により症状は異なります。運動神経の障害では筋力低下、筋萎縮、足が上がりにくい、しゃがんだ姿勢から立ち上がれない

尿路結石

にょうろけっせき

腎臓から尿道までの尿路にできる結石の総称です。結石の場所により腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分けられます。血尿、側腹部痛、背部痛、排尿痛、頻尿、排尿困難などが起こり、尿管閉塞では強い疝痛発作や

高カルシウム血症

こうカルシウムけっしょう

口渇、多尿、脱水、便秘、吐き気、腹痛、食欲低下、筋力低下、倦怠感、抑うつ・認知機能低下、意識障害などが起こり得ます。重症または急速に上昇した場合は、腎機能障害、不整脈、昏睡などを来すことがあります。慢

サルコイドーシス

さるこいどーしす

非乾酪性肉芽腫という炎症性の組織変化が全身の臓器に生じる疾患で、がんとは異なります。無症状で健診の胸部画像異常から見つかることもあります。肺・胸部リンパ節病変が多く、乾いた咳、息切れ、胸部不快感などが