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さるこいどーしす

サルコイドーシス

症状と特徴

非乾酪性肉芽腫という炎症性の組織変化が全身の臓器に生じる疾患で、がんとは異なります。無症状で健診の胸部画像異常から見つかることもあります。肺・胸部リンパ節病変が多く、乾いた咳、息切れ、胸部不快感などが起こります。眼ではぶどう膜炎により、目のかすみ、飛蚊症、充血、まぶしさ、視力低下が生じることがあります。皮膚の結節性紅斑、関節炎、肝病変、神経病変、筋病変、腎結石高カルシウム血症なども起こりえます。心臓サルコイドーシスでは不整脈房室ブロック心不全、失神などが起こり、突然死の危険を伴うことがあります。

原因

原因は不明です。遺伝的素因を背景に、何らかの環境抗原や微生物関連因子などに対する免疫反応が持続し、肉芽腫が形成されるという仮説があります。ただし、特定のウイルス感染や免疫機能の低下が原因であることは確立していません。

治療

無症状で臓器機能への影響が乏しい場合は、定期観察のみで自然軽快することがあります。一方、視力を脅かす眼病変、症候性または進行性の肺病変、心臓病変、神経病変、高カルシウム血症などでは治療が必要です。副腎皮質ステロイド薬が基本で、病変により点眼・局所治療、内服、注射を使い分けます。難治例やステロイド薬を減量しにくい場合には、メトトレキサート、アザチオプリン、ミコフェノール酸モフェチル、抗TNF薬などを専門医が検討します。心臓サルコイドーシスでは免疫治療に加え、ペースメーカー、植込み型除細動器(ICD)などが必要となる場合があります。高カルシウム血症がある場合は、脱水を避け、カルシウム・ビタミンD製剤や強い日光曝露について主治医と相談します。

関連する病気

この病気に関連する病気

がん

がん

がんの症状は発生部位と進行度により異なり、初期には無症状のことも少なくありません。しこり、出血、痛み、長引く咳や声のかすれ、飲み込みにくさ、便通・排尿の変化、治らない皮膚病変、原因不明の体重減少や強い

ぶどう膜炎

ぶどうまくえん

虹彩、毛様体、脈絡膜に炎症が起こる病気の総称です。前部ぶどう膜炎では充血、眼痛、まぶしさ、かすみが多く、後部ぶどう膜炎では飛蚊症、視野のかすみ、視力低下が目立つことがあります。慢性化または再発により、

飛蚊症

ひぶんしょう

明るい場所や白い壁・空などを見たときに、蚊、黒い点、ごみ、糸くず、輪、雲のようなものが視野内を動いて見える症状です。視線を動かすと一緒に動き、少し遅れてついてくるように感じることがあります。加齢や近視

結節性紅斑

けっせつせいこうはん

主に両側のすねに、赤く熱感があり、押すと痛いしこりが複数生じます。太ももなどに出ることもあります。時間とともに色調が紫色から褐色・黄褐色へ変化し、通常は瘢痕を残さず数週間から2か月程度で軽快することが

腎結石

じんけっせき

腎臓内に結石がある状態です。小さな結石は無症状で健診の超音波検査やCTなどで偶然見つかることがあります。血尿、鈍い側腹部痛、尿路感染症を伴うことがあります。結石が尿管へ移動して詰まると、突然の強い側腹

高カルシウム血症

こうカルシウムけっしょう

口渇、多尿、脱水、便秘、吐き気、腹痛、食欲低下、筋力低下、倦怠感、抑うつ・認知機能低下、意識障害などが起こり得ます。重症または急速に上昇した場合は、腎機能障害、不整脈、昏睡などを来すことがあります。慢

不整脈

ふせいみゃく

心拍のリズム、速さ、または電気刺激の伝わり方に異常がある状態の総称です。動悸、脈の乱れ、脈が飛ぶ感じ、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などが起こることがありますが、無症状の場合もあります。安静時心拍数

房室ブロック

ぼうしつぶろっく

心房から心室へ電気刺激を伝える房室結節、ヒス束、脚・プルキンエ線維のいずれかで伝導が遅れたり途絶えたりする状態です。Ⅰ度房室ブロックは伝導が遅れるのみで、通常は無症状です。Ⅱ度房室ブロックでは一部の電

心不全

しんふぜん

心不全は単一の病名ではなく、心臓のポンプ機能や拡張機能の異常により、全身が必要とする血液を十分に送り出せない、または心臓に血液がうっ滞する臨床症候群です。左心不全では息切れ、起坐呼吸、夜間の呼吸困難、

高カルシウム血症

こうカルシウムけっしょう

口渇、多尿、脱水、便秘、吐き気、腹痛、食欲低下、筋力低下、倦怠感、抑うつ・認知機能低下、意識障害などが起こり得ます。重症または急速に上昇した場合は、腎機能障害、不整脈、昏睡などを来すことがあります。慢

この病気を参照している病気

涙腺炎

るいせんえん

上まぶたの耳側にある涙腺に炎症が起こる病気です。上まぶたの外側が赤く腫れ、痛み、圧痛、熱感を生じることがあります。涙腺部にしこりのような腫れを触れることもあります。腫れが強いと、眼球が下方・内側へ押さ

ぶどう膜炎

ぶどうまくえん

虹彩、毛様体、脈絡膜に炎症が起こる病気の総称です。前部ぶどう膜炎では充血、眼痛、まぶしさ、かすみが多く、後部ぶどう膜炎では飛蚊症、視野のかすみ、視力低下が目立つことがあります。慢性化または再発により、

硝子体混濁

しょうしたいこんだく

本来透明な硝子体に、炎症細胞、出血、変性物質などによる濁りが生じた状態です。飛蚊症、霧がかかったように見える霧視、かすみ、視力低下が起こります。急な飛蚊症の増加、視力低下、眼痛、充血、まぶしさを伴う場

房室ブロック

ぼうしつぶろっく

心房から心室へ電気刺激を伝える房室結節、ヒス束、脚・プルキンエ線維のいずれかで伝導が遅れたり途絶えたりする状態です。Ⅰ度房室ブロックは伝導が遅れるのみで、通常は無症状です。Ⅱ度房室ブロックでは一部の電

拘束型心筋症

こうそくがたしんきんしょう

心室の壁が硬くなり、心室が十分に広がらず血液を受け入れにくくなる心筋症です。収縮機能が比較的保たれていても、拡張障害により息切れ、運動耐容能低下、動悸、下腿浮腫、腹部膨満などの心不全症状を起こします。

結節性紅斑

けっせつせいこうはん

主に両側のすねに、赤く熱感があり、押すと痛いしこりが複数生じます。太ももなどに出ることもあります。時間とともに色調が紫色から褐色・黄褐色へ変化し、通常は瘢痕を残さず数週間から2か月程度で軽快することが

ビタミン過剰症

かじょうしょう

脂溶性ビタミンであるビタミンAやDは過剰摂取で障害を起こしやすく、ビタミンA過剰では頭痛、吐き気、めまい、食欲不振、皮膚の乾燥・落屑、脱毛、肝機能障害などがみられます。妊娠中の過剰摂取は胎児に影響する

高カルシウム血症

こうカルシウムけっしょう

口渇、多尿、脱水、便秘、吐き気、腹痛、食欲低下、筋力低下、倦怠感、抑うつ・認知機能低下、意識障害などが起こり得ます。重症または急速に上昇した場合は、腎機能障害、不整脈、昏睡などを来すことがあります。慢