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まんせいじんうじんえん

慢性腎盂腎炎

症状と特徴

「慢性腎盂腎炎」は、現在では主に膀胱尿管逆流や尿路閉塞などを背景とする反復性の腎盂腎炎・腎瘢痕化を指して用いられることがあります。症状が乏しいまま進むこともありますが、感染の再燃時には発熱、側腹部・腰背部痛、排尿症状が起こります。腎瘢痕や腎機能低下が進行すると、高血圧、たんぱく尿、慢性腎臓病、まれに末期腎不全につながることがあります。

原因

急性腎盂腎炎を繰り返すことだけでなく、膀胱尿管逆流尿路結石前立腺肥大症神経因性膀胱、尿路狭窄などによる尿の流れの障害が重要な背景となります。小児では膀胱尿管逆流などの先天的尿路異常が関与することがあります。単に急性腎盂腎炎の抗菌薬治療が不十分であったことだけが慢性化の主因ではありません。

治療

尿培養を含む検査で感染の有無を確認し、感染がある場合は原因菌と薬剤感受性に基づいて抗菌薬を使用します。無症候性細菌尿は、妊娠中や泌尿器科的処置前などの例外を除き、通常は治療の対象としません。再発を防ぐため、尿路結石・閉塞・逆流・排尿障害などの原因を評価して治療します。腎機能、尿たんぱく、血圧を定期的に確認し、高血圧や慢性腎臓病に対する治療を行います。反復感染の状況によっては、専門医が予防的抗菌薬を検討することがあります。

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