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じんじっしつせいこうけつあつしょう

腎実質性高血圧症

症状と特徴

腎臓そのものの病気によって生じる高血圧です。高血圧は無症状のことも多く、尿検査でたんぱく尿や血尿が見つかる、血液検査で腎機能低下が見つかることがあります。むくみ、尿の泡立ち、倦怠感などを伴う場合もあります。

原因

慢性腎臓病(CKD)を来すさまざまな病気が原因になります。糸球体腎炎、糖尿病性腎症慢性腎盂腎炎多発性嚢胞腎ループス腎炎腎梗塞水腎症、腎腫瘍などが含まれます。腎臓のナトリウム・水分排泄の低下や、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の活性化などにより血圧が上昇します。

治療

原因となる腎疾患を治療し、血圧、たんぱく尿、糖尿病脂質異常症を包括的に管理します。ACE阻害薬またはARBは、特にたんぱく尿を伴う慢性腎臓病で腎保護に有用なことがありますが、腎機能とカリウムの定期的な確認が必要です。状態により利尿薬、カルシウム拮抗薬などを併用します。減塩は重要ですが、目標量や水分・カリウムの制限は腎機能や透析の有無によって異なるため、医師・管理栄養士の指示に従います。高血圧と腎疾患を適切に治療することで、腎不全進行や透析導入のリスクを減らします。

関連する病気

この病気に関連する病気

慢性腎臓病(CKD)

しーけーでぃー

慢性腎臓病(CKD)は単一の病名ではなく、腎臓の構造または機能の異常が3か月以上持続し、健康に影響する状態の総称です。診断の目安は、eGFR 60mL/分/1.73m²未満が3か月以上続く場合、または

糖尿病性腎症

とうにょうびょうせいじんしょう

糖尿病に関連する慢性腎臓病で、初期には自覚症状がほとんどありません。尿中アルブミンの増加や蛋白尿が検査で見つかります。進行すると、むくみ、高血圧、腎機能低下がみられ、さらに進むと尿毒症、心不全、高カリ

慢性腎盂腎炎

まんせいじんうじんえん

「慢性腎盂腎炎」は、現在では主に膀胱尿管逆流や尿路閉塞などを背景とする反復性の腎盂腎炎・腎瘢痕化を指して用いられることがあります。症状が乏しいまま進むこともありますが、感染の再燃時には発熱、側腹部・腰

多発性嚢胞腎

たはつせいのうほうじん

通常「多発性嚢胞腎」は、常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)を指すことが多く、両腎に多数の嚢胞が徐々に増大して腎臓が大きくなります。血尿、たんぱく尿、高血圧、腰背部痛・腹部膨満感、尿路感染症、嚢胞感

ループス腎炎

るーぷすじんえん

自己免疫疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)に伴って起こる腎炎です。SLE患者にみられる発熱、倦怠感、皮疹、関節痛などに加え、たんぱく尿、血尿、むくみ、高血圧などが現れることがあります。症状が乏

腎梗塞

じんこうそく

腎動脈またはその枝が血栓・塞栓などで閉塞し、腎臓の一部または全部に血液が届かなくなって壊死する病気です。突然の側腹部痛・腰背部痛、腹痛、血尿、発熱、吐き気・嘔吐、高血圧がみられることがあります。症状は

水腎症

すいじんしょう

尿の流れが腎盂から尿管、膀胱、尿道のどこかで妨げられ、腎盂・腎杯が拡張した状態です。閉塞が続くと腎実質が圧迫されて薄くなり、腎機能が低下することがあります。急性閉塞では、結石による腎疝痛のように、わき

糖尿病

とうにょうびょう

糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく

脂質異常症

ししついじょうしょう

脂質異常症は多くの場合、自覚症状がありません。しかし、長期間放置すると動脈硬化が進み、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患などの原因になります。著しい高トリグリセリド血症では急性膵炎を起こすことがあ

腎不全

じんふぜん

腎臓は血液をろ過し、老廃物や余分な水分・電解質を尿として排出する臓器です。腎機能が著しく低下して、体内の老廃物、水分、カリウム、酸などを十分に調節できなくなった状態を腎不全といいます。急激に腎機能が低