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ししんけいいしゅく

視神経萎縮

症状と特徴

視神経が障害された結果、視神経線維が減少して萎縮した状態です。原因と障害部位に応じて視力低下、視野欠損、色覚異常、視神経乳頭の蒼白化などがみられます。いったん失われた視神経線維は、現在の医療では十分に再生させることができません。

原因

視神経炎虚血性視神経症緑内障、腫瘍や血管病変などによる視神経の圧迫、外傷、網膜・視神経の遺伝性疾患、栄養障害、毒物・薬剤による視神経障害などの結果として起こります。メタノール、有機溶剤、一部の薬剤などが原因となることがあります。多量飲酒は直接原因というより、栄養障害や毒性物質曝露を伴う場合に視神経障害のリスクとなります。レーベル遺伝性視神経症(LHON)はミトコンドリアDNA異常に関連する遺伝性疾患で、若年男性に多い傾向がありますが、女性にも発症し得ます。

治療

視神経萎縮そのものを元通りにする確立した治療はありませんが、原因を早期に見つけて治療することで、さらなる障害を防げる場合があります。緑内障では眼圧を下げ、圧迫性病変では手術・放射線治療などを検討し、栄養障害や中毒では原因物質の中止と栄養補充を行います。LHONでは発症早期にイデベノンが検討されることがあり、遺伝カウンセリング、禁煙、過量飲酒の回避も重要です。

関連する病気

この病気に関連する病気

色覚異常

しきかくいじょう

色覚は主に網膜の錐体細胞によって担われます。錐体には長波長に感度が高いL錐体、中波長に感度が高いM錐体、短波長に感度が高いS錐体があり、それぞれからの信号を脳が処理して色を識別します。色覚の特性には個

視神経炎

ししんけいえん

視覚情報を脳へ伝える視神経に炎症が起こる病気です。典型的には片眼の視力低下、視野中心部が暗く見える中心暗点、色があせて見える・左右で色の明るさが異なる症状、目を動かしたときの眼窩奥の痛みがみられます。

虚血性視神経症

きょけつせいししんけいしょう

視神経への血流が急に低下して起こる視神経障害です。多くは片眼に、痛みを伴わない急な視力低下や視野欠損として発症します。視力は低下したまま残ることがあり、反対側の眼にも発症する場合があります。非動脈炎性

緑内障

りょくないしょう

緑内障は、視神経が障害され、視野が欠けたり狭くなったりする病気の総称です。初期から中期は自覚症状が乏しく、進行して初めて視野欠損に気づくことが多いため、定期的な眼科検査が重要です。片目ずつ見ると、中心

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遺伝カウンセリング

いでんかうんせりんぐ

病気そのものではなく、遺伝や遺伝学的検査に関する不安・疑問を相談する医療支援です。本人や家族の遺伝性疾患、染色体異常、先天異常、家族性腫瘍、発症前診断、出生前検査、遺伝学的検査の結果などについて相談で