しょくもつあれるぎー
食物アレルギー
症状と特徴
原因食品を食べた後、多くは数分から2時間程度以内に、じんましん、赤み、かゆみ、唇・まぶたの腫れ、腹痛、嘔吐、下痢、せき、喘鳴、息苦しさなどが起こります。複数の臓器に症状が現れたり、血圧低下や意識障害を伴ったりする場合はアナフィラキシーです。乳幼児に多い食品もありますが、年齢を問わず発症します。
原因
特定の食品に含まれるたんぱく質などに対する免疫反応で起こります。原因は個人により異なり、鶏卵、牛乳、小麦、そば、落花生、木の実類、甲殻類、魚類、大豆などが代表的です。以前に食べられていた食品でも、後からアレルギーが生じることがあります。
治療
原因食品を必要最小限に避け、医師・管理栄養士の指導のもとで栄養不足を防ぎます。じんましんなどの軽い症状には抗ヒスタミン薬を用いることがあります。アナフィラキシーではアドレナリン自己注射薬が第一選択であり、処方されている人はためらわず使用して救急要請します。呼吸症状や循環症状がある場合、抗ヒスタミン薬やステロイドはアドレナリンの代わりにはなりません。食べられるようになる可能性の評価や食事再開は、自己判断では行わず、専門医療機関での食物経口負荷試験などに基づいて判断します。
関連する病気
この病気に関連する病気
この病気を参照している病気
下痢症
げりしょう
水様便または泥状便が出る状態です。現在は一般に、普段より軟らかい便・水様便が1日3回以上出る状態として評価されます。下痢だけの場合もありますが、腹痛、吐き気・嘔吐、発熱、血便などを伴うことがあります。
急性下痢
きゅうせいげり
急に始まり、通常は14日未満で経過する下痢です。腹痛、吐き気・嘔吐、発熱を伴うことがあります。多くは数日以内に改善しますが、血便や強い腹痛、高熱を伴う場合は細菌性腸炎などを考えます。
急性腸炎
きゅうせいちょうえん
小腸や大腸に急性の炎症が起こり、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などがみられます。感染症による感染性腸炎のほか、薬剤、食物アレルギー、腸の血流障害、炎症性腸疾患などによる非感染性の腸炎があります。
非感染性腸炎
ひかんせんせいちょうえん
非感染性腸炎には、食物アレルギーに関連する腸炎、薬剤による腸炎、虚血性腸炎などがあります。食物アレルギーでは下痢、嘔吐、腹痛、じんましん、喘鳴などが起こり、重症ではアナフィラキシーとなります。薬剤性腸
アトピー性皮膚炎
あとぴーせいひふえん
強いかゆみを伴い、よくなったり悪くなったりを繰り返す慢性の湿疹です。乳幼児では顔や頭、首、体幹、手足に、乾燥、赤み、ぶつぶつ、じゅくじゅく、かさぶたなどがみられます。年齢が上がると、首、肘や膝の内側、
胃腸管アレルギー
いちょうかんあれるぎー
食物摂取後に嘔吐、下痢、腹痛、血便などの消化器症状が起こります。蕁麻疹、湿疹などの皮膚症状を伴う場合もあります。乳幼児では、食物蛋白誘発胃腸炎、食物蛋白誘発直腸結腸炎、食物蛋白誘発腸症など、主に消化管