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わいるびょう

ワイル病

症状と特徴

レプトスピラ症のうち、黄疸、腎障害、出血傾向などを伴う重症型をワイル病といいます。通常は感染後2~30日程度(多くは5~14日程度)で、突然の発熱、悪寒、頭痛、強い筋肉痛(とくにふくらはぎ)、結膜充血などが現れます。重症例では黄疸、腎不全、出血(皮下出血、消化管出血、肺出血など)、髄膜炎心筋炎不整脈、ショック、意識障害を起こすことがあります。

原因

病原体はレプトスピラ属細菌です。ネズミなどのげっ歯類、イヌ、家畜、野生動物などの尿に汚染された水や土壌が、皮膚の傷、粘膜、目などに接触して感染します。河川、池、水田、下水、洪水後の浸水地域などでの曝露がリスクになります。熱帯・亜熱帯地域で多い感染症ですが、日本国内でも発生します。

治療

疑った場合は早期に抗菌薬を開始します。軽症ではドキシサイクリンやアモキシシリン、重症例ではペニシリン系薬またはセフトリアキソンなどが用いられます。腎不全呼吸不全、出血、ショックなどがある場合は入院し、輸液、酸素投与、血圧管理、必要に応じた透析や集中治療を行います。汚染の可能性がある水や土に接触する際は、防水手袋・長靴を用い、傷のある皮膚を保護します。

関連する病気

この病気に関連する病気

レプトスピラ症

れぷとすぴらしょう

潜伏期は通常5〜14日程度ですが、2〜30日の範囲があります。急な発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、だるさ、結膜充血、吐き気などが現れます。多くは軽症ですが、一部では黄疸、急性腎障害、出血、髄膜炎、肺出血など

腎不全

じんふぜん

腎臓は血液をろ過し、老廃物や余分な水分・電解質を尿として排出する臓器です。腎機能が著しく低下して、体内の老廃物、水分、カリウム、酸などを十分に調節できなくなった状態を腎不全といいます。急激に腎機能が低

髄膜炎

ずいまくえん

脳と脊髄を包む髄膜に炎症が起こる病気です。発熱、悪寒、激しい頭痛、吐き気・嘔吐、首を前に曲げにくい項部硬直が代表的です。光をまぶしく感じる、意識がぼんやりする、けいれんなどを伴うことがあります。乳幼児

心筋炎

しんきんえん

発熱、かぜ様症状、筋肉痛、下痢などの感染症状に続いて、数日から数週間以内に動悸、胸痛、息切れ、強いだるさなどが現れることがあります。症状が軽く自然に回復する場合もありますが、不整脈、心不全、失神、心原

不整脈

ふせいみゃく

心拍のリズム、速さ、または電気刺激の伝わり方に異常がある状態の総称です。動悸、脈の乱れ、脈が飛ぶ感じ、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などが起こることがありますが、無症状の場合もあります。安静時心拍数

腎不全

じんふぜん

腎臓は血液をろ過し、老廃物や余分な水分・電解質を尿として排出する臓器です。腎機能が著しく低下して、体内の老廃物、水分、カリウム、酸などを十分に調節できなくなった状態を腎不全といいます。急激に腎機能が低

呼吸不全

こきゅうふぜん

肺でのガス交換が障害され、血液中の酸素が低下する低酸素血症、二酸化炭素が増加する高二酸化炭素血症、または両方が生じた状態です。息切れ、呼吸困難、頻呼吸、疲労感、頭痛、眠気、不眠、食欲低下、不安、チアノ