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きんきょうちょくせいジストロフィー

筋強直性ジストロフィー

症状と特徴

筋強直性ジストロフィーは、いったん力を入れた筋肉を速やかに緩められない筋強直(ミオトニア)を伴う筋ジストロフィーです。成人発症の筋強直性ジストロフィー1型では、若年~成人期に症状が目立つことが多く、手・顔面・舌・首・足などの筋力低下や筋萎縮が徐々に進みます。物を強く握った後に手を開きにくい、歩き始めに足が突っ張る、寒さや緊張で症状が強くなる、という特徴があります。顔面筋の筋力低下により表情が乏しくみえる、眼瞼下垂、首を起こしにくい、構音障害、嚥下障害などがみられることがあります。筋肉以外にも、白内障、心伝導障害・不整脈、呼吸筋低下や睡眠時低換気、糖代謝異常、便秘などの消化管運動障害、性腺機能低下、甲状腺機能異常、日中の眠気や認知・発達面の問題を伴うことがあります。進行は一般に緩徐ですが、呼吸不全、誤嚥、心臓の不整脈には注意が必要です。先天性筋強直性ジストロフィー1型では、出生時から筋緊張低下、哺乳不良、呼吸障害、発達の遅れがみられ、重症となる場合があります。

原因

筋強直性ジストロフィーには複数の型があります。原文の説明は主に筋強直性ジストロフィー1型(DM1)に該当し、19番染色体のDMPK遺伝子にあるCTG反復配列の異常な延長によって起こります。常染色体優性遺伝形式をとりますが、家族歴が明らかでない場合もあります。反復配列数は世代を経ると増加することがあり、より若年で発症し重症化する「表現促進」がみられることがあります。先天性DM1は、ほとんどが母親からの遺伝でみられます。なお、筋強直性ジストロフィー2型は3番染色体のCNBP遺伝子のCCTG反復配列延長による別の病型です。

治療

現時点で遺伝子異常そのものを確実に治す標準治療はありませんが、症状と合併症を継続的に管理します。筋強直には、心電図などで心臓の状態を確認したうえでメキシレチンなどが用いられることがあります。筋力低下に対しては、過度の疲労を避けながら個別に調整した運動療法、リハビリテーション、装具、杖・車椅子などを用います。心伝導障害・不整脈には定期的な心電図、ホルター心電図などによる評価を行い、必要に応じてペースメーカーまたは植込み型除細動器を検討します。呼吸機能と睡眠時の換気状態を定期評価し、睡眠時低換気や呼吸不全では非侵襲的陽圧換気療法などの呼吸補助を行います。嚥下障害には食形態の調整や嚥下リハビリテーション、白内障には手術、糖尿病・甲状腺機能異常などにはそれぞれ標準的治療を行います。麻酔、鎮静薬、一部の薬剤で呼吸抑制や不整脈のリスクが高まることがあるため、手術・歯科治療の前には必ず主治医と麻酔担当医に病名を伝えます。遺伝カウンセリングも重要です。

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病気そのものではなく、遺伝や遺伝学的検査に関する不安・疑問を相談する医療支援です。本人や家族の遺伝性疾患、染色体異常、先天異常、家族性腫瘍、発症前診断、出生前検査、遺伝学的検査の結果などについて相談で