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のうじょうみゃくどうけっせんしょう

脳静脈洞血栓症

症状と特徴

頭痛が最も多く、数日から徐々に悪化することも、急に起こることもあります。吐き気・嘔吐、けいれん、視覚異常、意識障害、片麻痺、失語などを伴うことがあります。静脈のうっ滞により頭蓋内圧が上昇し、脳浮腫や静脈性脳梗塞脳出血を生じる場合があります。

原因

脳の静脈洞や静脈に血栓ができて血流が滞る病気です。妊娠・産褥、経口避妊薬や女性ホルモン製剤、脱水、感染症、がん、自己免疫疾患、先天性または後天性の血栓性素因、頭部外傷などが危険因子です。中耳炎副鼻腔炎など顔面・頭部の感染が原因となることもありますが、現在は感染以外の原因も重要です。

治療

MRI・MR静脈撮影、CT静脈撮影などで診断します。原則として、低分子ヘパリンまたは未分画ヘパリンによる抗凝固療法を行い、その後は経口抗凝固薬へ移行することがあります。静脈性脳出血があっても、多くの場合は専門医の管理下で抗凝固療法が検討されます。感染が原因なら抗菌薬を用い、けいれん、頭蓋内圧亢進などの合併症を治療します。重症例では血管内治療や外科的減圧術が検討されることがあります。

関連する病気

この病気に関連する病気

脳梗塞

のうこうそく

脳梗塞は脳の血管が詰まり、脳組織への血流が途絶えて起こります。主な症状は、突然の片側の顔・手足の麻痺やしびれ、ろれつが回らない、言葉が理解できない・出ない、視野障害、ふらつき、意識障害などです。 動

脳出血

のうしゅっけつ

前触れなく、突然、手足の動きが悪くなる、片側の顔や手足が麻痺する、ろれつが回らない、口角が下がる、激しい頭痛、めまい、吐き気・嘔吐、意識障害などが起こります。重症では大きないびきのような呼吸、昏睡、呼

がん

がん

がんの症状は発生部位と進行度により異なり、初期には無症状のことも少なくありません。しこり、出血、痛み、長引く咳や声のかすれ、飲み込みにくさ、便通・排尿の変化、治らない皮膚病変、原因不明の体重減少や強い

頭部外傷

とうぶがいしょう

転落・転倒、交通事故、スポーツ中の衝突などで頭部に外力が加わり、頭皮の傷、頭蓋骨骨折、脳震盪、脳挫傷、頭蓋内出血などを起こすことがあります。意識障害、頭痛、嘔吐、けいれん、麻痺、瞳孔の左右差などは重症

中耳炎

ちゅうじえん

中耳に炎症を起こす病気の総称です。急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、航空性中耳炎(気圧性中耳炎)などがあります。それぞれ原因や治療法は異なります。耳痛、耳閉感、難聴、耳だれ、発熱などがみられること

副鼻腔炎

ふくびくうえん

鼻腔の周囲にある空洞である副鼻腔に炎症が起こる病気です。急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎があり、鼻水、鼻詰まり、後鼻漏(鼻水がのどへ流れる)、顔面の痛み・圧迫感、頭痛、頭重感、嗅覚低下などがみられます。急性

脳出血

のうしゅっけつ

前触れなく、突然、手足の動きが悪くなる、片側の顔や手足が麻痺する、ろれつが回らない、口角が下がる、激しい頭痛、めまい、吐き気・嘔吐、意識障害などが起こります。重症では大きないびきのような呼吸、昏睡、呼

頭蓋内圧亢進

ずがいないあつこうしん

頭蓋骨の内部では脳、血液、脳脊髄液の容積がほぼ一定に保たれています。このため、脳の腫れ、出血、腫瘍、脳脊髄液の増加などによって頭蓋内圧が上がると脳が圧迫されます。 急性の場合には、頭痛、嘔吐、意識障害