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どらいあい

ドライアイ

症状と特徴

ドライアイは、涙液層の恒常性が失われ、涙液の不安定化、蒸発亢進、涙液分泌低下、眼表面の炎症などによって、目の不快感や視機能の変動を生じる病気です。目の疲れ、乾く感じ、異物感、痛み、かすみ、充血、まぶしさ、目やに、視力が一時的にぼやける感じなどがみられます。乾燥した環境、エアコンの風、長時間の画面作業、読書、運転、コンタクトレンズ装用などで悪化しやすく、休息や湿度の高い環境で軽くなることがあります。乾いているにもかかわらず、刺激による反射性流涙で涙が多く出ることもあります。

原因

原因は、涙液の分泌低下、水分の蒸発亢進、まぶた・マイボーム腺の異常、眼表面の炎症などが組み合わさって起こります。加齢、女性ホルモンの変化、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患、薬剤、まぶたの閉じ方の異常、コンタクトレンズ、屈折矯正手術後、長時間の画面作業、まばたき減少、乾燥・風・空調環境などが関係します。ビタミンA欠乏は重度の栄養障害など特殊な状況では原因になり得ますが、一般的なドライアイの主因ではありません。

治療

画面作業では適宜休憩を取り、画面を目線よりやや低くし、意識してまばたきを増やします。室内の乾燥や風を避け、加湿、保護眼鏡、十分な睡眠などを取り入れます。コンタクトレンズは装用時間や種類、ケア方法を見直し、症状が強いときは使用を中止します。

眼科では、人工涙液やヒアルロン酸点眼薬、ムチン分泌促進薬・角膜上皮保護薬、抗炎症点眼薬などを病状に応じて用います。重症例では自己血清点眼、涙点プラグ、治療用眼軟膏、保護用眼鏡などが検討されます。マイボーム腺機能不全がある場合は、温罨法やまぶたの清潔ケアなどを行います。頻回に点眼する場合や重症の眼表面障害がある場合は、防腐剤を含まない点眼薬が望ましいことがあります。

関連する病気

この病気を参照している病気

眼瞼痙攣

がんけんけいれん

まぶたを閉じる筋肉が不随意に収縮し、まばたきが増える、目を開けにくい、まぶしい、目が乾く・しみる、涙目になるなどの症状が起こります。明るい場所、疲労、緊張などで悪化することがあり、重症では目を開けられ

眼瞼縁炎

がんけんえん(ただれめ)

まぶたの縁、特にまつげの根元に慢性的な炎症が起こります。かゆみ、赤み、刺激感、異物感、目やに、かさぶた、まつげ周囲のフケのような付着物、痛みなどがみられます。慢性化・重症化すると、まつげの脱落や乱生、

涙腺炎

るいせんえん

上まぶたの耳側にある涙腺に炎症が起こる病気です。上まぶたの外側が赤く腫れ、痛み、圧痛、熱感を生じることがあります。涙腺部にしこりのような腫れを触れることもあります。腫れが強いと、眼球が下方・内側へ押さ

眼精疲労

がんせいひろう

目の痛み、重さ、乾燥感、かすみ、充血、まぶたのけいれん、焦点が合いにくい感じなどのほか、頭痛、目の周囲の圧迫感、肩こり、首こり、めまい、吐き気などを伴うことがあります。ただし、下痢や便秘などは眼精疲労

コンタクトレンズ眼症

がんしょう

コンタクトレンズの装用に関連して起こる角膜・結膜の障害の総称です。異物感、乾燥感、痛み、充血、かすみ、まぶしさ、目やになどがみられます。代表的な病態には、点状表層角膜炎、角膜上皮びらん、巨大乳頭結膜炎

近視

きんし

遠くがぼんやりと見え、近くにあるものは比較的はっきり見える屈折異常です。近視は一般に、学童期から若年期に発症・進行しやすく、成人後は進行が緩やかになることが多いものの、進行が続く人もいます。めがねやコ

乾性角結膜炎

かんせいかくけつまくえん

乾性角結膜炎は、涙の量や質の異常により角膜・結膜の表面が障害される状態で、現在はドライアイ(涙液層破綻による眼表面疾患)の一部として扱われることが多い病態です。目のごろごろ感、乾燥感、疲れ目、異物感、

細菌性角膜潰瘍

さいきんせいかくまくかいよう

角膜の感染と組織欠損により、強い充血、流涙、異物感、痛み、まぶしさ、視力低下、膿性の目やになどが起こります。角膜に白色〜灰白色の浸潤・濁りや潰瘍がみられます。進行すると角膜穿孔、眼内炎、不可逆的な視力

その他の原因による複視

そのたのげんいんによるふくし

水晶体脱臼、虹彩離断、乱視、白内障、角膜や網膜の異常などでは、片眼だけで見ても一つのものが二つ以上に見える単眼性複視が起こることがあります。単眼性複視は、片眼を閉じても反対側の眼で複視が残る点が、眼筋

シェーグレン症候群

しぇーぐれんしょうこうぐん

涙腺や唾液腺などの外分泌腺が障害され、ドライアイ、ドライマウスを主症状とする自己免疫性疾患です。目の乾燥感、異物感、充血、乾性角結膜炎、口やのどの渇き、乾いた食品を飲み込みにくいこと、口内炎、むし歯、