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まんせいじんえんしょうこうぐん

慢性腎炎症候群

症状と特徴

たんぱく尿や血尿が持続し、原因となる糸球体疾患により、むくみ、高血圧、腎機能低下を伴うことがあります。初期には自覚症状がほとんどなく、健診の尿検査で見つかることも少なくありません。進行すると慢性腎臓病(CKD)となり、腎機能が低下して、貧血、電解質異常、体液貯留、尿毒症などを生じ、腎代替療法(透析または腎移植)が必要になることがあります。進行速度は原因疾患、たんぱく尿の量、血圧、腎機能、治療への反応などによって大きく異なります。尿検査、血液検査、腎臓の画像検査、必要に応じた腎生検により診断・重症度評価を行います。

原因

腎臓に主な原因がある原発性糸球体疾患と、全身疾患に伴う続発性糸球体疾患があります。原発性にはIgA腎症、膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症、微小変化型ネフローゼ症候群などがあります。続発性にはループス腎炎糖尿病関連腎臓病、血管炎、感染症関連腎炎などがあります。急性腎炎症候群や急速進行性腎炎症候群から移行する場合もありますが、健診で偶然に尿異常が見つかる経過もあります。

治療

原因疾患ごとの治療と、慢性腎臓病の進行を抑える管理を行います。血圧管理、減塩、適正体重の維持、禁煙、運動、糖尿病がある場合の血糖管理が重要です。たんぱく尿を減らすために、ACE阻害薬またはARBが用いられることが多く、病態に応じてSGLT2阻害薬も腎保護目的で使用されます。IgA腎症ループス腎炎ネフローゼ症候群などでは、副腎皮質ステロイドやその他の免疫抑制薬を用いる場合があります。たんぱく質・カリウム・水分の制限は、腎機能、栄養状態、血中カリウム値、透析の有無などに応じて個別に決めます。腎機能が高度に低下した場合は、透析や腎移植を含む腎代替療法を検討します。定期的な尿検査、腎機能、血圧の確認を継続することが重要です。

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