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とうにょうびょうせいじんしょう

糖尿病性腎症

症状と特徴

糖尿病に関連する慢性腎臓病で、初期には自覚症状がほとんどありません。尿中アルブミンの増加や蛋白尿が検査で見つかります。進行すると、むくみ、高血圧、腎機能低下がみられ、さらに進むと尿毒症心不全高カリウム血症などを起こすことがあります。末期腎不全では、透析療法または腎移植が必要になる場合があります。

原因

高血糖が長く続くことで、腎臓で血液をろ過する糸球体の細小血管や組織が傷害され、ろ過機能が低下します。高血圧、脂質異常症、喫煙、肥満なども腎障害の進行に関係します。糖尿病発症からの期間が長いほどリスクは高まりますが、特に2型糖尿病では診断時から腎障害が存在することもあります。

治療

定期的に尿アルブミン・蛋白尿、血清クレアチニン、eGFR、血圧を確認し、血糖・血圧・脂質を個別の目標に沿って管理します。蛋白尿または高血圧がある場合には、ACE阻害薬またはARBが腎保護目的で用いられることがあります。2型糖尿病を伴う慢性腎臓病では、腎機能や適応に応じてSGLT2阻害薬、非ステロイド型ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(フィネレノン)、GLP-1受容体作動薬などが検討されます。減塩、適正体重の維持、禁煙が重要です。たんぱく質制限は全員に一律ではなく、腎機能、栄養状態、透析の有無に応じて医師・管理栄養士が個別に調整します。進行した腎不全では血液透析、腹膜透析、腎移植を検討します。

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