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はいけっかく

肺結核

症状と特徴

代表的な症状は、2週間以上続く咳、痰、発熱、寝汗、倦怠感、食欲低下、体重減少です。血痰や喀血がみられることもあります。症状が軽い、またはほとんどないまま、健康診断などの胸部X線検査で異常が見つかることもあります。結核菌に感染してもすべての人が発病するわけではなく、発病していない潜在性結核感染では通常、症状も他者への感染性もありません。

原因

抗酸菌の一種である結核菌への感染によって起こります。主な感染経路は、感染性の肺結核患者が咳、会話、くしゃみなどで出す微小な飛沫核を吸い込む空気感染です。感染後に発病せず、結核菌が免疫によって抑え込まれた潜在性結核感染となる場合が多くありますが、感染者の生涯発病リスクは一般に約5~10%とされ、感染後早期に高くなります。高齢、糖尿病、慢性腎臓病、低栄養、HIV感染症、免疫抑制薬の使用などで発病リスクが高まります。

治療

治療の基本は複数の抗結核薬を組み合わせる多剤併用療法です。薬剤感受性検査の結果を踏まえて治療薬を選択します。薬剤感受性結核では、一般にイソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、エタンブトールによる初期治療を2か月行い、その後イソニアジドとリファンピシンを4か月継続する計6か月の治療が標準的です。ただし、薬剤耐性、薬剤副作用、重症度、ピラジナミドを使用できない場合、肺外結核の部位などでは治療内容・期間が変わります。症状が早く軽快しても自己判断で中止・飲み忘れをすると、再発や薬剤耐性結核の原因となるため、処方どおりに服用を続けます。DOTS(直接服薬確認療法を含む服薬支援)は、治療継続を支援する有効な方法です。吐き気、嘔吐、強いだるさ、黄疸、視力低下・色の見え方の異常、しびれなどの副作用が疑われる場合は、自己中止せず速やかに医師へ連絡します。

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