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こうないえん

口内炎

症状と特徴

口内炎は、口腔粘膜に起こる赤み、腫れ、びらん、潰瘍などの総称です。痛み、しみる感じ、食事や会話のしにくさを伴うことがあります。原因や病型により、水疱、発熱、歯肉炎口臭などを伴う場合があります。

原因

頬や舌をかむ、義歯・歯の尖端などの物理的刺激、口腔衛生不良、ウイルス・真菌・細菌感染、乾燥、栄養不足、鉄・ビタミンB群・葉酸不足、薬剤、化学療法・放射線治療、免疫機能低下などが関与します。アフタ性口内炎を含め、原因を特定できないことも少なくありません。

治療

刺激となる歯、義歯、喫煙、飲酒、熱い・辛い・酸味の強い食品を避け、やわらかい食事と十分な水分摂取を行います。口腔内は歯磨きや食塩水などによるやさしい洗口で清潔に保ちます。病型に応じて、局所ステロイド薬、鎮痛薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬などを用います。ポビドンヨード含有うがい薬は一部で用いられますが、甲状腺疾患、ヨウ素過敏症、妊娠中などでは注意が必要で、漫然とした長期使用は避けます。

関連する病気

この病気を参照している病気

口腔がん

こうくうがん

本文には詳細な記載はなく、681頁(がん)参照です。

亜鉛欠乏症

あえんけつぼうしょう

味覚・嗅覚の低下または異常、口内炎、皮膚炎、脱毛、傷の治りにくさ、食欲低下、下痢、易感染性などがみられます。小児では成長障害や性成熟の遅れが起こることがあります。妊娠中の亜鉛不足は、母体・胎児の健康に

鉄欠乏性貧血

てつけつぼうせいひんけつ

鉄不足によりヘモグロビンが十分につくられなくなり、貧血を起こします。倦怠感、疲れやすさ、動悸、息切れ、立ちくらみ、頭痛、集中力低下などが、通常は徐々に現れます。爪がもろくなる、爪がスプーン状に反り返る

再生不良性貧血

さいせいふりょうせいひんけつ

骨髄で血液細胞を十分につくれなくなり、赤血球・白血球・血小板が減少する汎血球減少を起こします。赤血球減少による倦怠感、動悈、息切れ、白血球(主に好中球)減少による発熱、のどの痛み、感染症、血小板減少に

顆粒球減少症

かりゅうきゅうげんしょうしょう

白血球のうち、特に細菌や真菌に対する防御を担う好中球が減少した状態を指すことが多く、好中球減少症ともよばれます。感染しやすくなり、発熱、悪寒、のどの痛み、口内炎、歯肉炎、肺炎、皮膚感染症などが起こりま

無顆粒球症

むかりゅうきゅうしょう

好中球が著しく減少またはほぼ消失した重症の好中球減少症です。倦怠感、悪寒を伴う発熱、強いのどの痛み、口内炎、歯肉炎などが起こります。重症化すると肺炎、敗血症などの重篤な感染症を招くことがあります。

全身性エリテマトーデス

ぜんしんせいえりてまとーです

全身性エリテマトーデス(SLE)は、皮膚、関節、血液、腎臓、心臓、肺、神経系などに炎症を起こしうる代表的な自己免疫疾患です。女性に多く、特に妊娠可能年齢の女性に多くみられますが、男性や小児・高齢者にも

ベーチェット病

べーちぇっとびょう

口腔内の再発性アフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、眼の炎症、皮膚症状を主な特徴とする慢性の炎症性疾患です。口内炎は唇の内側や舌の縁などに生じ、強い痛みを伴うことがあります。皮膚では、毛嚢炎様の発疹、結節性紅斑、

シェーグレン症候群

しぇーぐれんしょうこうぐん

涙腺や唾液腺などの外分泌腺が障害され、ドライアイ、ドライマウスを主症状とする自己免疫性疾患です。目の乾燥感、異物感、充血、乾性角結膜炎、口やのどの渇き、乾いた食品を飲み込みにくいこと、口内炎、むし歯、

口腔がん

こうくうがん

口腔がんには舌がん、歯肉がん、口底がん、頬粘膜がんなどがあります。舌の前方3分の2に生じるがんは舌がん、後方3分の1(舌根部)に生じるがんは舌根がんと呼ばれます。舌がんは口腔がんで多く、舌の側縁に生じ

外陰潰瘍

がいいんかいよう

外陰部にびらんや潰瘍ができ、かゆみ、腫れ、痛み、排尿時痛、歩行時痛、性交時痛を伴うことがあります。性器ヘルペスでは、水疱から浅い潰瘍へ進み、強い痛み、鼠径部リンパ節の腫れ、発熱、全身倦怠感を伴うことが

手足口病

てあしくちびょう

口の中、手のひら、足の裏などに小さな水疱性発疹が現れる感染症です。膝、臀部、肘、手足の甲などにも発疹が出ることがあります。口内の水疱が破れて潰瘍になると痛み、食事や水分がとりにくくなります。発熱、のど