karada.me karada.me

きゅうせいへんとうえん

急性扁桃炎

症状と特徴

強いのどの痛み、発熱、悪寒、全身倦怠感、関節痛・筋肉痛がみられます。飲み込むときの痛みが耳に響くように感じられることもあります。口蓋扁桃は赤く腫れ、白い滲出物や膿栓が付着することがあります。頸部リンパ節が腫れることもありますが、リンパ節腫脹だけでウイルス性・細菌性を区別することはできません。多くは数日から1週間程度で改善します。小児・若年者に多いものの、高齢者にも発症しえます。繰り返す場合は反復性・習慣性扁桃炎として評価されます。

原因

ウイルス感染によるものが多く、アデノウイルス、EBウイルス、インフルエンザウイルス、SARS-CoV-2などが原因となります。細菌性ではA群溶血性レンサ球菌(A群溶連菌)が代表的で、このほか黄色ブドウ球菌なども関与することがあります。疲労、睡眠不足、乾燥などが症状の出現に関係することはありますが、これら自体が直接の原因ではありません。アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱)などの一症状として扁桃炎がみられることもあります。

治療

安静、水分補給、必要に応じた解熱鎮痛薬で症状を和らげます。細菌性、特にA群溶連菌感染が疑われる場合は、迅速抗原検査、培養検査などを参考に診断します。A群溶連菌感染が確認または強く疑われる場合は、ペニシリン系抗菌薬などを適切な期間使用します。ウイルス性扁桃炎には抗菌薬は通常効果がありません。抗菌薬を処方された場合は、自己判断で中断せず医師・薬剤師の指示に従います。扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍、頸部深部感染症、脱水、気道狭窄などでは入院、点滴、膿瘍の穿刺・切開排膿などが必要になることがあります。反復する重症例では、扁桃摘出術が検討される場合があります。

関連する病気

この病気に関連する病気

習慣性扁桃炎

しゅうかんせいへんとうえん

急性扁桃炎を年に何回も繰り返す状態で、反復性扁桃炎ともいいます。発作時には発熱、悪寒、強いのどの痛み、飲み込みにくさ、頸部リンパ節の腫れなどが起こります。疲労、睡眠不足、感染症への曝露などを契機に再発

インフルエンザ

いんふるえんざ

インフルエンザは、発熱、悪寒、強い倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状が比較的急に現れ、その後に咳、のどの痛み、鼻水・鼻詰まりなどの呼吸器症状がみられる急性呼吸器感染症です。吐き気、嘔吐、下痢な

SARS

サーズ/じゅうしょうきゅうせいこきゅうきしょうこうぐん

38℃以上の急な発熱、痰を伴わない咳、息切れ・呼吸困難などがみられます。頭痛、筋肉痛、食欲低下、強い倦怠感、下痢などを伴うことがあります。重症化すると肺炎、低酸素血症、急性呼吸不全を起こすことがありま

コレラ

これら

コレラ菌による急性の腸管感染症です。日本では海外渡航後の輸入例が多く、国内発生はまれです。潜伏期間は数時間から5日程度で、典型例では米のとぎ汁様とも表現される多量の水様下痢と嘔吐が急に起こります。発熱

咽頭結膜熱

いんとうけつまくねつ

急に38〜40℃程度の発熱が出て、のどの痛み、扁桃の発赤・腫れ、両眼の結膜充血、流涙、目やになどがみられます。頭痛、倦怠感、腹痛、下痢を伴うこともあります。発熱は数日続くことがあり、結膜炎の症状は片目

扁桃炎

へんとうえん

扁桃炎にはさまざまな種類があり、主な症状はのどの痛みと発熱です。扁桃には、上咽頭の咽頭扁桃(アデノイド)、耳管扁桃、舌の付け根の舌扁桃、中咽頭の口蓋扁桃があります。一般に「扁桃」といった場合は口蓋扁桃

扁桃炎

へんとうえん

扁桃炎にはさまざまな種類があり、主な症状はのどの痛みと発熱です。扁桃には、上咽頭の咽頭扁桃(アデノイド)、耳管扁桃、舌の付け根の舌扁桃、中咽頭の口蓋扁桃があります。一般に「扁桃」といった場合は口蓋扁桃

扁桃周囲炎

へんとうしゅういえん

急性扁桃炎に続いて起こることが多い、扁桃の周囲組織の強い炎症です。多くは片側に強いのどの痛みが起こり、耳へ響く痛み、発熱、悪寒、倦怠感、飲み込みにくさ、こもった声、口を開けにくい症状(開口障害)がみら

この病気を参照している病気

耳痛

じつう

耳痛は、耳そのものの病気による痛みだけでなく、耳以外の部位からの関連痛として起こることがあります。耳に原因がある場合は、外耳炎、耳性帯状疱疹、耳垢・異物、外傷、急性中耳炎、乳様突起炎、気圧性中耳炎など

習慣性扁桃炎

しゅうかんせいへんとうえん

急性扁桃炎を年に何回も繰り返す状態で、反復性扁桃炎ともいいます。発作時には発熱、悪寒、強いのどの痛み、飲み込みにくさ、頸部リンパ節の腫れなどが起こります。疲労、睡眠不足、感染症への曝露などを契機に再発

慢性扁桃炎

まんせいへんとうえん

のどの違和感、軽い痛み、乾燥感、口臭、扁桃の白い塊(膿栓)や分泌物などが持続・反復することがあります。急性扁桃炎を繰り返す場合もあります。発熱、強い嚥下痛、頸部リンパ節腫脹があれば急性炎症の再燃を考え

扁桃周囲炎

へんとうしゅういえん

急性扁桃炎に続いて起こることが多い、扁桃の周囲組織の強い炎症です。多くは片側に強いのどの痛みが起こり、耳へ響く痛み、発熱、悪寒、倦怠感、飲み込みにくさ、こもった声、口を開けにくい症状(開口障害)がみら

仮声帯肥大

かせいたいひだい

仮声帯(声帯の上方にある粘膜のひだ)が腫れたり厚くなったりした状態です。声のかすれ、低く太い声、二重声、のどの異物感、発声時の疲れやすさなどがみられます。炎症が強い場合には、のどの痛み、発熱、嚥下困難