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しんぞうとつぜんし

心臓突然死

症状と特徴

心臓突然死は、予期しない心臓の原因による急激な死亡を指します。定義には研究・統計上の差がありますが、目撃された場合には症状出現からおおむね1時間以内の死亡として扱われることがあります。多くは心室細動や持続性心室頻拍などの致死性不整脈による心停止で、突然の意識消失、呼吸停止または死戦期呼吸、けいれん様の動きとして現れることがあります。心筋梗塞、心筋症、遺伝性不整脈症候群などが背景となりますが、事前に明らかな症状がない場合もあります。

原因

成人では冠動脈疾患・心筋梗塞が重要な原因です。そのほか、心筋症(肥大型心筋症拡張型心筋症不整脈原性右室心筋症など)、心不全心筋炎心臓弁膜症先天性心疾患、ブルガダ症候群、先天性または後天性QT延長症候群などの遺伝性・後天性不整脈疾患が原因になります。冠動脈疾患の危険因子には、喫煙、高血圧、糖尿病脂質異常症、慢性腎臓病、肥満などがあります。

治療

心停止時は、周囲の人による早期の119番通報、胸骨圧迫、AEDによる除細動が救命に最も重要です。原因に応じて、冠動脈のカテーテル治療・バイパス手術、カテーテルアブレーション、心不全治療、原因薬剤や電解質異常の是正などを行います。致死性不整脈の再発リスクが高い人では、植込み型除細動器(ICD)が突然死予防に有効なことがあります。アミオダロンなどの抗不整脈薬は一部の患者で用いられますが、副作用や適応を専門医が慎重に判断します。運動制限は一律ではなく、病気の種類、症状、検査結果、競技内容に基づき循環器専門医と個別に決めます。

関連する病気

この病気に関連する病気

心室細動

しんしつさいどう

心室内で無秩序で高速な電気興奮が起こり、心室が有効に収縮できなくなる不整脈です。直ちに心拍出が失われるため、突然の意識消失、正常な呼吸の消失または死戦期呼吸、けいれん様の動きなどを呈します。放置すると

不整脈

ふせいみゃく

心拍のリズム、速さ、または電気刺激の伝わり方に異常がある状態の総称です。動悸、脈の乱れ、脈が飛ぶ感じ、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などが起こることがありますが、無症状の場合もあります。安静時心拍数

心筋梗塞

しんきんこうそく

強い胸部圧迫感、締め付けられるような痛み、胸の重苦しさが通常20分から30分以上持続します。痛みは前胸部だけでなく、胸全体、首、あご、背中、左腕・両腕、肩、上腹部に現れることがあります。冷や汗、吐き気

心筋梗塞

しんきんこうそく

強い胸部圧迫感、締め付けられるような痛み、胸の重苦しさが通常20分から30分以上持続します。痛みは前胸部だけでなく、胸全体、首、あご、背中、左腕・両腕、肩、上腹部に現れることがあります。冷や汗、吐き気

肥大型心筋症

ひだいがたしんきんしょう

心筋、特に左心室や心室中隔が厚くなり、心室が拡張しにくくなる病気です。無症状で健診の心電図異常などから見つかることもあります。息切れ、動悸、胸痛、めまい、失神がみられ、不整脈や心不全を伴うことがありま

拡張型心筋症

かくちょうがたしんきんしょう

主に左心室が拡大し、血液を送り出す収縮機能が低下する心筋症です。無症状の場合もありますが、動悸、息切れ、易疲労感、下腿浮腫などから発見されることがあります。進行すると、安静時や夜間の呼吸困難、心不全、

不整脈原性右室心筋症

ふせいみゃくげんせい うしつしんきんしょう

心室性期外収縮、心室頻拍などの不整脈が現れ、動悸、めまい、失神を起こすことがあります。右心室を中心に、機能低下や形態異常、心筋の線維化・脂肪変性が生じます。進行すると心不全や心停止・突然死の原因となる

心不全

しんふぜん

心不全は単一の病名ではなく、心臓のポンプ機能や拡張機能の異常により、全身が必要とする血液を十分に送り出せない、または心臓に血液がうっ滞する臨床症候群です。左心不全では息切れ、起坐呼吸、夜間の呼吸困難、

心筋炎

しんきんえん

発熱、かぜ様症状、筋肉痛、下痢などの感染症状に続いて、数日から数週間以内に動悸、胸痛、息切れ、強いだるさなどが現れることがあります。症状が軽く自然に回復する場合もありますが、不整脈、心不全、失神、心原

心臓弁膜症

しんぞうべんまくしょう

心臓には僧帽弁、大動脈弁、三尖弁、肺動脈弁の4つの弁があります。弁に障害が起こる病気の総称が心臓弁膜症です。弁が十分に開かず血流が妨げられる状態を狭窄症、弁が完全に閉じず血液が逆流する状態を閉鎖不全症

先天性心疾患

せんてんせいしんしっかん

先天性心疾患は、生まれつきの心臓や大血管の構造異常の総称です。頻度はおおむね出生100人に約1人です。病型により、心雑音のみで無症状のことから、哺乳不良、発汗、呼吸が速い、体重増加不良、心不全、皮膚・

不整脈

ふせいみゃく

心拍のリズム、速さ、または電気刺激の伝わり方に異常がある状態の総称です。動悸、脈の乱れ、脈が飛ぶ感じ、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などが起こることがありますが、無症状の場合もあります。安静時心拍数

糖尿病

とうにょうびょう

糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく

脂質異常症

ししついじょうしょう

脂質異常症は多くの場合、自覚症状がありません。しかし、長期間放置すると動脈硬化が進み、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患などの原因になります。著しい高トリグリセリド血症では急性膵炎を起こすことがあ

心不全

しんふぜん

心不全は単一の病名ではなく、心臓のポンプ機能や拡張機能の異常により、全身が必要とする血液を十分に送り出せない、または心臓に血液がうっ滞する臨床症候群です。左心不全では息切れ、起坐呼吸、夜間の呼吸困難、

不整脈

ふせいみゃく

心拍のリズム、速さ、または電気刺激の伝わり方に異常がある状態の総称です。動悸、脈の乱れ、脈が飛ぶ感じ、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などが起こることがありますが、無症状の場合もあります。安静時心拍数