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だいちょうがん

大腸がん

症状と特徴

結腸と直腸にできるがんの総称です。肛門がんは解剖学的・治療学的に大腸がんとは区別して扱われることが多いものの、広義に含めて説明されることがあります。血便、便に血が混じる、腹痛、便秘、下痢、便が細くなる、残便感、貧血、体重減少などがみられますが、初期には無症状のこともあります。がんは粘膜から発生し、深く進展するとリンパ節、肝臓、肺、腹膜などへ転移することがあります。早期がんでも病変の性質によって治療方針は異なりますが、適切に切除できれば治癒が期待できます。

原因

加齢のほか、赤肉・加工肉の過剰摂取、飲酒、喫煙、肥満、運動不足、食物繊維不足などの生活習慣、炎症性腸疾患、家族歴、リンチ症候群や家族性大腸腺腫症などの遺伝性疾患がリスク因子です。多くは遺伝的変化を伴う大腸ポリープ(腺腫や一部の鋸歯状病変)から段階的に発生しますが、ポリープを経由しない経路もあります。

治療

早期病変は内視鏡治療で切除できることがあります。内視鏡治療で完全切除が難しい場合、リンパ節転移のリスクがある場合、進行がんの場合は、原則として病変を含む腸管と所属リンパ節を手術で切除します。腹腔鏡手術やロボット支援手術が用いられることもあります。病期や部位により、手術前後の化学療法、直腸がんでは放射線療法を組み合わせます。転移・再発例では、薬物療法、分子標的薬、免疫療法、転移巣の切除・局所治療などを個別に組み合わせます。

関連する病気

この病気に関連する病気

がん

がん

がんの症状は発生部位と進行度により異なり、初期には無症状のことも少なくありません。しこり、出血、痛み、長引く咳や声のかすれ、飲み込みにくさ、便通・排尿の変化、治らない皮膚病変、原因不明の体重減少や強い

肛門がん

こうもんがん

肛門管や肛門周囲にできるがんです。肛門の痛み、出血、しこり、かゆみ、排便時痛、便通の変化、鼠径部のリンパ節の腫れなどがみられることがあります。痔瘻が硬くなった、治りにくい肛門周囲の病変がある、ゼラチン

大腸ポリープ

だいちょうぽりーぷ

大腸粘膜から内側に突出する隆起性病変の総称です。多くは自覚症状がありませんが、出血による血便・便潜血陽性、貧血、まれに便通異常などの契機で見つかります。腺腫は大腸がんの前段階となり得ます。また、鋸歯状

がん

がん

がんの症状は発生部位と進行度により異なり、初期には無症状のことも少なくありません。しこり、出血、痛み、長引く咳や声のかすれ、飲み込みにくさ、便通・排尿の変化、治らない皮膚病変、原因不明の体重減少や強い

直腸がん

ちょくちょうがん

最も多い症状の一つは血便です。肛門に近い直腸にできるため鮮血がみられることがありますが、痔との区別は症状だけではできません。下痢、便秘、便が細くなる、残便感、排便回数の増加、腹痛、貧血などがみられるこ

この病気を参照している病気

慢性下痢

まんせいげり

下痢が4週間以上持続する状態を慢性下痢といいます。便回数の増加、水様便、便意切迫、腹痛、腹部膨満感を伴うことがあります。夜間の下痢、血便、発熱、体重減少などは器質的疾患を示唆する警告症状です。

器質性便秘

きしつせいべんぴ

腸の形態的な異常、狭窄、閉塞、炎症、腫瘍などにより生じる便秘です。便秘に加え、腹部膨満、腹痛、嘔吐、便が細くなる、血便などを伴うことがあります。

潰瘍性大腸炎

かいようせいだいちょうえん

主に大腸の粘膜に、びらんや潰瘍を生じる慢性の炎症性腸疾患です。直腸から連続して炎症が広がることが多く、病変の範囲により直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型などに分類されます。粘血便・血便、下痢、便意切迫

腸閉塞(イレウス)

ちょうへいそく(いれうす)

さまざまな原因で腸管が閉塞し、食物、消化液、ガスなどが通過しなくなる状態です。腹部の差し込むような痛み、腹部膨満、吐き気・嘔吐、排便や排ガスが出ないことなどがみられます。腸閉塞には、腸内容の通過障害が

大腸ポリープ

だいちょうぽりーぷ

大腸粘膜から内側に突出する隆起性病変の総称です。多くは自覚症状がありませんが、出血による血便・便潜血陽性、貧血、まれに便通異常などの契機で見つかります。腺腫は大腸がんの前段階となり得ます。また、鋸歯状

家族性ポリポーシス

かぞくせいぽりぽーしす

家族性大腸腺腫症(FAP)は、主に大腸に多数の腺腫性ポリープが生じる遺伝性疾患です。数十個から数百個、時に数千個のポリープがみられます。初期は無症状のことが多いですが、血便、貧血、腹痛、下痢などが起こ

脳悪性腫瘍

のうあくせいしゅよう

症状は腫瘍の種類、発生部位、増大速度、頭蓋内圧の上昇の程度により異なります。頭痛、吐き気・嘔吐、視力低下や複視、けいれん、手足の脱力やしびれ、言葉が出にくい、性格・認知機能の変化、ふらつきなどがみられ

がん性腹膜炎

がんせいふくまくえん

がん性腹膜炎は、現在は「腹膜播種」または「腹膜転移」とよばれることが多く、腹壁や腹部臓器の表面を覆う腹膜にがん細胞が広がった状態です。腹水による腹部膨満感、腹痛、食欲低下、早期満腹感、吐き気、嘔吐、体

肝がん

かんがん

肝がんには、肝臓から発生する原発性肝がんと、他臓器のがんが肝臓へ広がる転移性肝がんがあります。原発性肝がんでは肝細胞がんが最も多く、次いで肝内胆管がんなどがあります。早期の原発性肝がんは無症状のことが

転移性肝がん

てんいせいかんがん

転移性肝がんは、肝臓以外に発生したがんが肝臓へ転移した状態です。大腸がん、膵がん、胃がん、乳がん、肺がん、神経内分泌腫瘍などからの転移がみられます。病巣は複数であることが多い一方、単発の場合もあります

結腸がん

けっちょうがん

結腸にできる大腸がんです。S状結腸は結腸がんの好発部位の一つです。左側結腸のがんでは血便、便が細い、便秘、腹痛などが現れやすく、右側結腸のがんでは出血が便に混じって目立ちにくく、貧血、息切れ、だるさ、

直腸がん

ちょくちょうがん

最も多い症状の一つは血便です。肛門に近い直腸にできるため鮮血がみられることがありますが、痔との区別は症状だけではできません。下痢、便秘、便が細くなる、残便感、排便回数の増加、腹痛、貧血などがみられるこ